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PSION Revo


Psion Revoというのは英国Psion(サイオン)社のつくっているPDAのひとつ。残念ながら日本でPSIONを使う方はまだあまりいないが、ヨーロッパでは結構なシェアを占めているらしい。

ここでは簡単なTipsを書き留めることにする。

02.01.14:Epoc関連の覚え書き
02.01.08:BlindSearch! for Epoc(英語版)完成、ソフトウェア置き場に置く。
01.12.19:NetHack on Revo更新。
01.07.29:NetHack on RevoにRevoでNetHackをプレイする情報を掲載。
01.07.20:インストールソフトリスト
01.07.18:充電池追記
01.02.26:ドッキングステーション(クレイドル)なしで接続する方法
00.12.04:赤外線経由のプリンタ接続実験を追加。
00.11.29:UIDの申請方法を追加。
00.11.19:Psion関連のソフトやデータをSoftwareにも置く
00.11.18:充電池追記、MacConnectでバックアップした際のファイル名
00.09.30:Revoの充電池に関するメモ
00.09.27:週に一度はOPLにOPL情報を掲載。
00.09.20:Revo用のOPLエディタがダウンロード可能になった情報を追加。


インストールソフトリスト

Diamond Makoを格安で購入できたので様々なソフトをインストールしたついでに、Revo/Makoにインストールしたソフトのリストを作成しておく。Revoでは容量的にかなり辛いものもMakoには入れられるのが有り難い。
開発用
OPL Editor : Psion上でプログラムを組むソフト
OPL Manual : OPLの関数一覧マニュアル
System.opx,SysrRAM1.opxなど : Symbian提供のOPL拡張ライブラリ
nOPLPlus : OPLを拡張した開発ソフト(現在は使用していない)
nSISUtil : インストーラ作成ソフト
nDirNav,nMPD,nScrollbarなど : neuon提供の拡張ライブラリ(ダイアログ、スクロールバー等)
ユーティリティ
Epoc Text Editor : プレーンテキストエディタ(UniFEP環境下では日本語もOK)
FileSwitch : ctrl+menuでタスク切替(最新はv2.20だが、v2.11のほうがctrl+tabで良かった)
FileDump : バイナリエディタ
Sketch for Revo : お絵書きソフト
遊び
NetHack : 5mx用NetHack。Revoにも対応
:

ドッキングステーションなしで接続する方法

Revoはシリアル端子がドッキングステーション上にしかないため、携帯やPCなどの 接続には赤外線を使うかドッキングステーションを持ち歩くしか方法がなかった。 とてもローテクな技だが、解決法を考えてみた。こちら

赤外線経由によるプリンタとの接続

Revoの赤外線ポートから、直接プリンタへの印刷が一応成功したので記しておく。使用したプリンタは、Canon BJ M70という赤外線ポートのついたバブルジェットプリンタである。
プリンタ側の設定は特にない。
Psion側の設定は、プリンタとして「Canon Bubblejet (LQ mode)」を選び、経由を赤外線にする程度。プリンタドライバのインストールが必要と踏んでいたが、ROMのドライバをそのまま使える模様。
注意点は、プリンタの選択に「Canon Bubblejet (BJ mode)」を選ばないということ。印刷中に「プログラムファイルにアクセスできません」が出て強制終了が必要になったり、出なくても激しく文字化けしたりでうまくいかなかった。
また、印刷中はメモリをかなり食う。メモリ不足になると「プログラムファイルにアクセスできません」ダイアログが出てしまうので注意。
印字品質は「思ったよりは良い」程度(だめもとだったので)。Sketchはドットがつぶれて少々見苦しい。印刷速度は速くない。PCが使える環境ならPCに転送してから印刷したほうがましと思われる。
用途としては、短い内容を最小の手間で印刷する場合などであろうか。
2枚組ができるとOPLの印字に使えるのだが、今のところ方法は不明(多分無理)。

UIDの申請方法

自作したPsionのプログラムは、配付する場合はユニークなID番号(UID)をSymbianに申請し取得しなくてはならない。他人に配付しない場合はプライベートなUIDを使えばよい(ユニークな番号になるよう自己管理が必要、0x01000000-0x0fffffff)。 Symbianへの申請方法はこちら。自分の名前かプログラム名、必要なUIDの個数(10個以上の申請は理由が要る)などを書いてメールする。 developer.epocworld.comから Contactsのページへ進むとUID申請のmail addressが載っている。(実はなかなか発見できず苦労した)
(00.12.04)UIDの取得つまりメールの返事までには数日かかった。自分の名前を書いて申請したら、UID Nameに自分の名前がそのまま使われてしまった。申請に自分の名前かプログラム名が必要なのは、ユニークな文字列を作成するためのようだ。

MacConnectでバックアップした際のファイル名

MacConnectのPsiToolsでPsionのファイルをバックアップすると、MacのFinder上では名前がすべて英語大文字8文字になってしまう(MS-DOS名と同じ命名法?)。リストアが正しくされるのかが心配であったが、これはちゃんと保存されているようだ。
もともとのPsion上のファイルにはリソースフォークはない(MacOS固有のデータなので当然である)のだが、PsiToolsでバックアップされたMac上のファイルにはリソースフォークが追加されてあり、"Book"リソースの128番にC文字列で保存されているようである。PsiToolsでリストアする際にはこのデータが使われているため、ファイル名は問題なく元に戻る。ちなみにフォルダ名は、_BOOKMARKS_という名の不可視ファイルのリソースフォークに保存されている。
なお、MacConnectでPsionをマウントしている際に「手で」ファイルをコピーすると、コピーする際にリソースフォークは削除され、ファイル名はそのままになるので注意。

Revoの充電池

私のRevoは電池切れになってから充電しても、1分程度で急速充電(赤ランプ点灯)を 終え、トリクル充電に入ってしまう。また、100%になってからも暫くの間充電中に なっているようだ(画面右端のToolBar下部のインジケータが動き続ける)。これは システムの充電量取得にバグがあるためらしく、フル充電+ホール1のリセット+ハードリセットで解決するとのこと。
(00.11.18)上記の方法を何度か試したが解決しなかった。出力電圧の低い(5V程度)純正でない充電器を使うとフル充電できるとの話も聞くが実験したことはない(保証外なので注意)。
なお、24時間以上充電しっぱなしにしたらだいぶ状況は改善するようだ。普段は電源が切れるまで使用し、それから100%になるまで充電する、という方法で充放電しており、この場合は大体60%を切るあたりで電源が切れるのだが、24時間充電しっぱなしに しておいた時には40%あたりまで電源が切れずに動いた。
(01.07.17)周囲の情報からみると、純正充電器に問題ありとみるのが妥当と思われる。なお、欧/米で純正充電器で一度充電した際は日本での振舞いよりも遥かに長く急速充電を保っていたので、充電器のトランスの不具合なのではなかろうか(自信なし)。
(01.07.18)6V/1Aの定電圧源+接続プラグで買いたてのDiamond Makoを充電したところ、今までにない長時間急速充電が行われた(急速充電2Hの後に81%に達し、その後トリクル充電8Hほどで99%に達す)。純正充電器への疑いますます高まる。

週に一度はOPL

こちらにOPLのTipsを書き留める。

Revo用のOPLエディタ

PSIONのサイトからダウンロード可能になった。38kB程度のsisファイルで、通常通りPsiWinやMacConnectに付属のインストーラでインストールすればよい。(00.09.20)

MacからRevoへのOPLインストール方法(現在は不要)

OPLとはPSION上で動くシンプルな開発環境である。私がPSIONを選択したのはこの存在のためと言ってもいい。残念ながらRevoには標準では入っていないが、インストールは可能である。以下は試行錯誤で見つけた方法であるので、もっと簡単な方法があるかも知れない。MacからだとPsiWinのCD-ROMの内容がよくわからんのである。

1. Epoc WorldからC++のSDKをダウンロードする。無料の登録が必要。C++SDKは9つのパッケージに分割されているが、確か7番目のもののみでOK。
2. zipファイルを解凍し、epoc32:release:marm:relのTextEd.app TextEd.rsc TextEd.abwをMacConnectでRevoのc:\system\apps\TextEd\にコピーする。
3. Revo上でTextEd.abwをTextEd.aifにリネームする。
4. PsiWinのCD-ROMのextras:msgsuite:msgsuite.sisをMacConnectでインストールする。これでMessageSuiteがインストールされる。
5. 4でインストールされたbrowser.mbm(c:\system\appsのどこか。正確な場所は忘れた)をc:\system\apps\TextEd\にコピーし、TextEd.mbmにリネームする。これでExtrasBarに追加されているProgramからOPLエディタが起動できるはず。
6. MessageSuiteはRevoで使えないのでアンインストールしてよい。

ところで、MacConnectでバックアップすると、時々TextEd.appがTextEd_orig.appにリネームされていることがある。もしOPLが起動しなくなったら、まずsystem\apps\TextEd\を確認することをお勧めする。


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