2. モンゴル・キリル文字コードの規格化

 モンゴルでは1996年、国家規格化・度量衡学センター(Стандартчилал, хэмжилзvйн vндэсний тθв)がモンゴル・キリル文字コードの規格化を行った。

 モンゴル・キリル文字コードは1バイト系で、00〜7FまではASCIIコードに準拠し、拡張ASCII領域の80〜FFにキリル文字を配置している。
 採用に際しては、試験的にMS-DOS、Windows、Macintosh用の3種の文字コード規格を制定した。
 Windows、Macintosh用のコードは、それぞれMicrosoft、Apple社が、ロシア語等のキリル文字使用言語のために定めたコードに、独自の文字”Θ”、”Y”を追加したものとなっている。


(左:Windows用コード、右:Macintosh用コード。拡張ASCII部分のみ、DOS版は省略。)

 現在、モンゴルで利用されているほとんどのコンピュータのOSはMicrosoftのWindows系システムであり、Windows用文字コードが、実質的なスタンダードとして機能している。

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