「MATE-X/W のためのITF/BIOS書き換えツール」
のフロッピーを作るプログラム
fixmatew
リビジョン0004hCopyright(C) 2018 まりも (DOSsoft)
PC-9821MATE-X/W(詳細は下の適用機種参照)のCPUをK6(K6-2,K6-2+,K6-V含む)にすると、HELP押し起動によるシステムセットアップメニューが現れなくる、起動音が極度に短くなる、メモリアクセスが遅くなる、という問題が生じます。そこでこれらの問題を解消するツールを作ることとしました。ROM書き換え後には、
アーカイブを解凍して得た fixmatew.exe を MS-DOS上で実行します(Windowsコマンドプロンプト上は不可)。コマンドラインにフロッピードライブ名つきで実行します。それが A:ドライブなら、
fixmatew A:
です。
FDローダアプリ仕様ですので、フロッピーをドライブに入れ、[ESC][HELP][8]押しで電源を入れるだけです。
書き込みに要する時間はROM品種やCPUにより異なります。AMDや富士通製チップでCPUがK6の場合、書き込み時間は数分かかることがありますので、あきらめて途中で電源を落としたりしないようにしてください。中断すると再起不能となります。
書き込み直前の段階の画面のスナップショット
書き換えた情報を元に戻す機能もあります。開始時に W ではなく R のキーを押すと、以前このフロッピーで書き換えたBIOSのデータを元に戻します。
このフロッピーは取り出し忘れ対策がIPLに施されています。フロッピーを入れっぱなしで通常起動にすると、「HDDから起動しようとしています」という英語メッセージがでて数回音がします。フロッピーを抜くか、8回程度放置しておくとHDDから起動します。ただしメモリスイッチのBOOT装置設定が「標準」の設定の場合に限ります。
著作権は保持しますが、フリーソフトウェアですので、自由に使用してかまいません。ただし不特定多数がダウンロードできる場所に置く(公衆送信可能な状態にする)ことや、二次的な譲渡や販売を行うことは禁止とします。
このツールでROMを書き換えたPC-9821 MATE-X 本体を譲渡・販売してはいけません。必ず元に戻してからとしてください(廃棄の際にも)。そのために復元機能が備わっています。
このソフトを使用したことによる損害(起動不能・動作不良・本来の仕様外の動作など)に関し、作者は一切責任を負わないものとします。自己責任でお使いください。 ROM保護ジャンパの解除忘れ、書き込み中の不用意な電源断、メモリ動作不良、CPU接触不良などは書き込み失敗の原因となりますが、それらは使用者の責任に帰することとし、作者はいっさい責任を負いません。
2018-6-1 まりも(DOSsoft)