PC-98のHDDを直接AT互換機で読み書きできるようにするプログラム

PC-98フォーマットのハードディスクをPC/ATのMBR形式フォーマットに変換する

  PC98CNV Version 1.11

  Copyright (C) 2011 まりも (DOSsoft)

■ どんなプログラムか

 PC-98フォーマットのハードディスクはPC/AT互換機上ではOSから認識できませんので、 このプログラムでは、認識できるようにパーティション管理形式を変換することと しました。データの移動は全くおこないませんので変換は一瞬で終わります。 SCSIでもIDEでもSATAでも適用できます。IDEをSCSI変換していた場合でも適用 できます。

■ 制約事項

 1.あたりまえですが、PC/AT互換機で「OSの起動」はできるようにはなりません。 あくまで別途起動したOSからドライブとして認識できるだけです。

 2.一度MBR形式に変換した場合、そのままでは、PC-98に戻したときにPC-98の システム起動はできなくなっています。これはIPLがPC/AT互換機用に置き換わって いるためです。再びPC-98で使いたい場合は、■使い方2 のように、コマンド オプション -R を実行してください。なおPC-98で領域自動起動設定がなされて いた場合、MBR形式に変換した時点でその情報は失われています。

 3.PC-98のときにパーティションが4個以上あっても、先頭から4個までに 制限され、残りはシステムから認識できません。これはMBR形式パーティション 管理方式の仕様によるものです。

 4.セクタ長が512byteでないハードディスクは使用できません。

■ 使い方1

 0.PC-98用ハードディスクを接続し、BIOS設定でそれが起動しないあるいは 起動優先順位が最下位となるように設定します。

 1.別のハードディスク領域かFD,USBメモリなどからMS-DOSを起動します。 DOS言語モードは日本語DOSV/も英語モードのいずれも使用できます。 Windows GUIモードのDOSプロンプトではなく、MS-DOSモード起動した Windows 9xを使ってください。IBM DOSでは 6.2Vかそれ以降を使用して ください。それ未満のバージョンのDOSは使わないでください。 そして、DOSコマンドラインから、PC98CNVと打ちます。

 2.ハードディスクの一覧が出ますので、対象ディスクドライブを選んで ください。ひとつしかない場合はそのままENTERキーを押してください。 容量とデバイス番号(80h〜)しか情報がないので、対象ディスクを間違え ないよう注意してください。 'NEC'という識別ができているハードディスクだけが変換対象となります。 'IBM' 'MBR' 'NEC+' などの表示があるものは変換できません。

 3.次に進むと、PC-98で使用していたときの BIOS ヘッド数、セクタ数を訊いて きますので、適切に与えてください。よくわからない場合は下を参考に してください。それでもわからない場合は、適当に変えて試行錯誤してください (現在のところ、本プログラムには自動パラメータ判定機能はありません)。 しかし正しくないパラメータで中途半端に認識した場合、データを破壊する 可能性もありますので注意してください。

★SCSI
 8GB未満 8ヘッド、 32セクタ
32GB未満 8ヘッド、128セクタ
それ以上の容量は一般的ではありません。各自で使用実態を把握してください。
また古いSCSIではパラメータは各社いろいろなので試行錯誤してください。

★IDE/SATA
 4350MB未満 8ヘッド、17セクタ
32255MB未満 16ヘッド、63セクタ(希に15ヘッドの場合あり、HDDラベル表記確認)
それ以上の容量
いわゆるMistress9互換
            16ヘッド、255セクタ
大熊猫/挑戦者互換で48bit LBA 対応機
      255ヘッド、255セクタ
パーティションテーブルが見つかると、次のように変換リストが表示されます。 これでディスクに書き込んでよければ Y を押してください。

 4.変換が成功したら、何かOSを起動してください。PC-98用ハード ディスクの各パーティションが論理ドライブとして認識できている はずです。

■ 使い方2

 一度MBR形式に変換したディスクドライブを、PC-98で使える状態に戻すには、 コマンドオプション -r を与えてください。対象となるのは、もともとPC-98 で使用されていた痕跡があるディスクドライブのみで、NEC+ と表示されて いるものに限ります。そうでないものは、選択はできますがエラーとなります。 適用後には NEC+ は NEC という表示に変わります。

■ お約束

 このプログラムの動作は無保証です。いかなる動作結果についても責任は 負いません。また本文書以上の詳しい説明は用意されていません。 このプログラムはフリーソフトウェアです。自由に使用してよい代わりに サポートのようなものはありません。直接・間接的に、このプログラムの 運用の結果に何があっても、作者は一切責任をとることはないものとします。 著作権は放棄しません。他のサイトへの無断転載も認めません。著作権侵害 のないようにお使いください。

■ プログラム改版履歴

日付     版 内容
2011- 1 - 2  1.00 
  ・新規公開
2011- 1 -10  1.10 
  ・PC-98で使用可能な状態に戻す -R オプションを追加
  ・1023シリンダ未満の開始−終了シリンダ位置を正しく設定するよう修正
  ・PC-98とMBRの両方の属性があるときは NEC+ と表示するようにした
  ・PC-98パーティションであることの判定をより厳しくした
2011- 1 -23  1.11 
  ・自動パラメータ取得のときに異常終了するバグを修正した

最終更新 2011-1-23 まりも

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