HyperCard tribute
文法
理論編の最後として文法についてまとめておきます。全ての命令を網羅することはできませんので、必要な場合は市販のリファレンスマニュアルを買って下さい。 注:説明式中にでてくる、[・・・]は省いても良い部分です。 put put文はコンテナに値を代入するときに用います。 式をコンテナ [のチャンク] に、上書き代入する 式をコンテナ [のチャンク] の前に、つけ加える 式をコンテナ [のチャンク] の後に、つけ加える フィールドや変数に文字や数字を代入したり、 set set文はプロパティーを設定するときに使います。 [オブジェクトの] プロパティーを設定値の値に設定する set文で設定できる物は大変多く、オブジェクトのサイズからフィールドのフォント設定、カーソルの形状など、数え切れないほどの設定可能なプロパティーがあります。 if if文は条件分岐をさせたいときに使います。
式の値が真の場合は then節、偽の場合は else節が実行される。他の言語と同じく else節は省略することができ、命令文が1つの時は1行にまとめることができる。 HyperCardでは、tabキーまたはリターンキーを押すことによりインデントが付けられます。スクリプトの書き方がおかしい場合は綺麗にインデントがつきませんので、デバグをして正しくインデントがつくようにして下さい。 repeat repeat文を用いれば、同じ構造を持った文を複数回繰り返す必要がある場合に、その文を必要な行数だけ何度も記述する必要はなくなります。
repeat文の中で使用することで、次のend repeat文までの命令文をスキップさせることができます。 repeat文の中で使用すると、その時点でrepeat文を抜けることができます。 delete delete文は削除をさせるときに使います。 削除をさせるためには、delete文の他にemptyをput文を使って代入するという方法もありますが、delete文の方はチャンクも削除することができるため空っぽのチャンクが存在するということはなくなります。 例:1,2,3,4,5 左のデータの3番目のアイテムを削除します empty:1,2,,4,5 delete:1,2,4,5 |