HyperCard tribute

座標について


 ボタンやフィールドといったオブジェクトを画面に表示するためには、座標を指定しなければなりません。この座標は、画面に対して横(水平)は x座標と呼ばれ、縦(垂直)は y座標と呼ばれます。
 HyperCardには大きく分けて2つの表示方法があります。ある一点(もしくはxyのどちらか1データ)にオブジェクトを合わせて移動して表示する方法と、2点にボタンサイズを変更して表示する方法のです。前者の方はいくつにも枝分かれしており、オブジェクトの左上や下辺、右端などをその座標に合わせることができます。

移動表示法

  • set the loc of [オブジェクト名] to [x座標],[y座標]
     オブジェクトの中心座標を、x,y座標に合わせる。

  • set the left of [オブジェクト名] to [x座標]
     オブジェクトの左辺を、x座標に合わせる。

  • set the right of [オブジェクト名] to [x座標]
     オブジェクトの右辺を、x座標に合わせる。

  • set the top of [オブジェクト名] to [y座標]
     オブジェクトの上辺を、y座標に合わせる。

  • set the bottom of [オブジェクト名] to [y座標]
     オブジェクトの下辺を、y座標に合わせる。

  • set the topLeft of [オブジェクト名] to [x座標],[y座標]
     オブジェクトの左上の座標を、x,y座標に合わせる。

  • set the bottomRight of [オブジェクト名] to [x座標],[y座標]
     オブジェクトの右下の座標を、x,y座標に合わせる。


    変更表示法

  • set the rect of [オブジェクト名] to [左上x座標],[左上y座標],[右下x座標],[右下y座標]

     おそらく通常の使用では、locとrectを使い分けていくことになると思います。ただ、rectは表示に少し(もちろん人間にはわからない程度ですが)時間がかかります。スピードを要求されるスタックでは、移動には loc、サイズ変更には rect としっかりと使い分けた方がよいと思います。