善意のチェーンメール

 今、手術のためにRh-AB型の血液を求める内容のチェーンメールが出回っているようです。僕の所にも届きました。連絡先も書いてあり、内容にも矛盾が無く、本当のように思えたのですが真偽のほどは確認できず、転送しないままとどまっています。

 今日、internet秘宝館というチェーンメールをさらし者にしているページに、載っている情報から辿って、このチェーンメール化したメールの内容が本当であることが分かったのですが、未だに転送すべきかどうか迷っています。内容からすれば、急ぎ転送して、献血可能な人を捜すのに協力すべきなんでしょうが、正直どうすべきか迷っています。

 それは メールを受け取った人たちから、病院への問い合わせが殺到し、大変なことになっていたこと。(チェーンメールは、受け取った側では真偽の判断は難しいため)
このまま無秩序に転送すれば、さらに問い合わせが殺到し、病院関係者、その患者等に大きな迷惑がかかること。
ねずみ算式に増えるチェーンメールが、ネットワークを増殖しながら飛び交うことでネットワークがパンクし混乱する可能性があること。
が理由です。

 善意のつもりでも、それが元で他の問題を引き起こして混乱を招くのでは、本末転倒というか、ともかく誉められたものじゃないですよね。一方で、このメールのおかげで血液の提供候補者が何人か見つかったという話もあって、複雑な気分です。

 善意のつもりでやったことが、結果的に人に迷惑をかけていることがある…。なんとも難しい問題です。でも、せめて出来ることとして、(善意のつもりでも)自分の行動が、自分の出したメールが、どういった形で広まりどういった結果になるのかを、しっかり考えてから行動すべきだということだけは確かです。

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