ありがとう

 特にこれといったことのないような日々が続いてる、最近そう感じることが多い。別に恋人もいない、目立つ地位にもない。幸せなのか、そうではないのか、いったいどっちなんだろう。そう考えながら、ふと、今までであった人達のことを思い返してみた。

 中学の時、何かとからかわれる事の多かったぼくを誰かが助けてくれた。ぼくを信頼してくれ、声を掛けてくれる担任の先生がいた。高校の時、友達の少なかったぼくに声を掛けて、中に引き込んでくれた。大学、サークルの中でうまくいかなくなってやめようとしたとき、怒るでも無理に引き止めるでもなく、人間関係で悩むぼくのを励ましてくれた先輩がいる。

 思い返していけば、まだまだ出てくる。こんなぼくでも、信頼してくれ、慕ってくれる友達もいる。「自分が正しいと思ったら、それをやったらいいんや」といった感じで、親もぼくを支えてくれている。そう考えてみると、こんなに人に恵まれてるぼくってやっぱり幸せなのかなあとも思う。

 でも、なんでオレはこんなんなんだろう? 自分はこんな風に人の役に立てるんだろうか? たいしたことないんじゃないか? こんな不安抱えて、はっきりしないで、ぱっとしない日々過ごして…。そんな風に自己嫌悪(?)に陥ったときに、勇気づけてくれ、また自分を必要としてくれたのも、今まで助けてきてくれた友達や先輩だった。

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