プラグ交換
インプレッサにDENSOのイリジウムプラグ IRIDIUM POWER IK22(以下、IK22)を取り付けましたので紹介します。
このIK22はトルネコさんからのいただき物です。トルネオでは加速が悪く、1000km使用後お蔵入りになっていたものです。
- 効果
- IK22(I10)パッケージより引用
中心電極先端に超高融点貴金属材料である新イリジウム合金を採用することにより、超繊細径0.4MMを実現しました。イリジウムチップの溶接には、信頼性の高い全周レーザー溶接法を採用。この超繊細電極により、飛火電圧の低減、着火性の高上が大幅に促進され、エンジンの出力、加速レスポンス性を最大限引き出します。
(融点:イリジウム2454℃、白金1769℃)
- 注意
- IK22は、下記熱価対照表をみて判るようにインプレッサ純正プラチナプラグ(NGK PFR6B)から1つ番手が上がっています。
熱価対照表 |
DENSO | 16 | 20 | 22 | 24 | 27 |
NGK | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| ←焼け型 冷え型→ |
一般的に冷え型は高回転を多用する運転に適しています。反面アイドリングでくすぶったり、エンジンが冷えている時に失火が増えることもあります。
このIK22は交換推奨時期が1.5〜2万kmと、スタンダードプラグと同等です。
なお、純正のPFR6Bはプラチナが接地電極にも使われている、交換時期10万kmの長寿命モデルです。
- 工具
-
プラグレンチ(16mm) ←昔からの20mmでは外れないので注意(一番下) (笑
3/8ソケットハンドル
3/8トルクレンチ
エクステンション(全長8〜10cm程度)
#エクステンションの長さがキモです。
ウォッシャータンクの取り外しに+(3番)ドライバ
エアフロからのホースバンド緩めに−ドライバ
- 取り付け
-
点火順序は運転席側の前側が1番、助手席側が2番、1番の後ろが3番、2番の後ろが4番です。
接地電極の向きをインテーク側から遠くなるよう考慮して取り付けます。
これは混合気が接地電極に邪魔されて失火しないようにすることで、アイドリングの安定性を向上します。
- 1.2、4番プラグ取り外し
-
プラグコード交換と同様に助手席側から始めます。
ウォッシャータンクのネジ2本を外し、ストラットタワーに置きます。
今回プラグレンチソケットはネプロス、ソケットハンドルはHAZETを使用します。
ところが、エクステンションが長すぎてソケットハンドルを取りつけられません。
車載用にしている安物ソケットセットのエクステンションがちょっと短めでしたが適していました。
- 2.2、4番プラグ取り付け
-
写真は4番プラグを締め込んだ所です。
接地電極の向きをエクステンションのお尻にマジックでマーキングしておきます。
ソケットハンドルをつけずに手で締め込んでいき、手で締められなくなってからトルクレンチで規定のトルクまで締めます。
締めつけトルクは2.1±0.3[kgfm]です。
- 3.エアクリーナーボックス取り外し
- やはりプラグコード交換と同様にエアクリボックス+エアフロをセットで外します。
ただし、外すコネクタは最小限に抑えます。吸気温度センサはコネクタを外さずにセンサごとグロメットから外し、エアフロのコネクタのみ外します。
エアフロの先のホースバンドを緩め、エアフロにエアクリーナーボックス上側を付けたまま取り外します。
- 4.1、3番プラグ取り外し・取り付け
- エアクリーナーなどが無い状態なら、難なくプラグにアクセスできます。
2、4番と同様にプラグを交換します。
外しておいたエアクリーナーボックスとエアフロを取り付けます。
ホースバンドを締めます。
エアフロのコネクタを接続します。
外した純正PFR6Bの焼け色は白っぽく、正常でした。
#昔からキツネ色と言われていますが、キャブの話で、インジェクションでは焼け過ぎといわれていた白っぽい色で正常です。
- 結果
-
交換した結果、エンジンオイルを交換した時のような感じがしました。
アイドリングが静かになり、吹け上がりがスムースです。
いつもはノッキングするような回転(4速2000rpm)で繋いでもアクセルに反応します。
元の持ち主のトルネオであった高回転がダメダメになるような事はなく、レッドゾーンまで軽く廻ります。エンジンが上げる咆哮が若干静かです。
#廻ってなんぼのホンダVTECとドッカンターボEJ20の違いですかね(^^;
交換した直後はアイドリングが上がり(通常700が750rpm程度に)、軽いハンチング(670〜730rpmを往復)を起こしていましたが、数km走行したらCPUが学習したせいか安定しました。
#CPUが学習するってことは100%プラシーボでは無いってことですね(Y/y)?
クルマのページに戻る