ユーザー車検'13 検査編


ユーザー車検の本番、継続検査の手順は以下の通りです。

前検査
GC8Aで受けた初回と2回目は車検場の近所のテスター屋で前検査を受けていました。
一通りの検査と調整で\5000くらいでした。
検査で落とされる確率が高い光軸以外は問題無さそうなので、今回も前検査を受けずに一発!で受けることにしました。
でも、2008/9/1から再検査が2回まで(初回を入れて3回)までに制限されましたので、以前のようなカット&トライが出来なくなりました。
#4回目以降は再申請となり、検査代(\1700〜1800)を支払う必要があります。

過去検査で不合格をくらった項目です。
年月クルマNG項目備考
'96/3GC8Aライセンスランプ切れ初めてのユーザー車検
テスター屋利用
近くの自動後退で購入し、交換後合格
'98/3GC8A-テスター屋利用
'03/2GC8G光軸(5年振り)
ロービームのままだったので、再検査はハイビームにして合格
'05/2GC8Gブレーキ再再検査で合格(踏み方がうまくなかった模様)
'07/2GC8G光軸右側が21cm低かった
再検査で合格
'09/2GC8G光軸
サイドスリップ
右側が低かった→再検査で合格
2回めのトライもエラーなのでテスター屋で調整→再々検査で合格
'11/2GC8G-一発合格

申請書類
申請書類3枚セットを陸運振興財団などで購入します。「継続検査の書類一式」は20円でした。ここは昼休みも営業(?)してました。

自賠責
自賠責は保険屋さんでもディーラーでも継続できます。
そんなことはすっかり忘れているので、前回と同じように書類一式を買う時に陸運振興財団で継続しました。
車検証と古い自賠責の書類をお姉さんに渡すと作ってくれます。2年間で22,470円でした。
どこで継続しても金額は変わらないはずなので、適当に。

証紙購入・納税確認
自動車整備振興会で検査票に納税確認のハンコを押してもらいます。
納税確認には納税証明が必要です。
隣の窓口で「重量税と継続検査代」と言って重量税と検査代の証紙を購入します。
重量税納付書と検査票に証紙を貼っておきます。

準備
クルマによっては車検用の準備が必要になる場合があります。
・4灯のヘッドライトの場合、ロービーム側は厚紙などを貼ってマスクする必要があります。
・ホイールキャップを装着している場合、外しておく必要があります。

受け付け
書類一式と予約の番号で受け付けをしてもらえます。
定期点検簿は見ていましたが、ほんの数秒眺めただけでした。
以前はフルタイム4駆だと申告が必要でしたが、今はマルチテスターなので問題ないようです。
最後に何番のラインに並べばいいか指示されます。

検査1(第1ブロック)
ラインに並ぶと長い柄のハンマーを持ったお兄さんがまず外観検査をします。
内容は、
・ワイパーとウィンドウォッシャーの動作確認。
・ホーンを鳴らさせて音確認。
・ホイールナットをハンマーで叩いて緩み確認。
・各ライト(ポジション、ロービーム、ハイビーム、ウィンカー、ブレーキ、バック、ライセンス)の点灯確認。
・ボンネットを開けてエンジンルームの確認(バルクヘッドに刻印されている車体番号とエンジンに刻印されている番号を見ていました)。
・サイドウィンドウのフィルム有無確認
・運転席を覗き込んで、多分シフトパターン、ホーン表示の確認、走行距離の確認。
・騒音が大きそうな(!?)クルマは騒音測定。
です。
初めてのユーザ車検を受けたときは、ライセンスランプが片一方切れていてここで落ちました。ここで落ちてもその先の検査を行います。それ以外の検査は合格でしたので、不具合部の整備後に外観検査のみを受けます。
前回と前々回は騒音計の検査がありましたが、今回はありませんでした。
#GC8GはH10年の規制(型式がGF-GC8)なので、4000rpmの時96dB以下です(結果:83dB)。
騒音値規制について(JASMA)
問題なければ検査表の外観検査部分に合格のハンコを押してもらえます。

ここで、「ユーザー車検です」と言っておくと、続く検査でアドバイザーの人が付いてくれたりします。
検査中にハンディスキャナーで車検証のQRコードを読み取っていました。そのコードを調べて見たら、型式指定と類別区分番号や型式(GF-GC8)、車台番号やナンバーなどが書かれていました。

検査2
車検の目玉です。最近はFF、FR、4WD関係なくマルチテスタで検査を行っているようです。機材が更新されると検査の順番が入れ代わったりします。前は光軸検査は独立した装置でしたが、今回はスピードメーターやブレーキのローラー上で光軸検査も行いました。
電光掲示板の指示に従って検査を行います。
もし一つの検査で落ちてもそのまま検査を続けます。最後の判定ボックスでどうするか指示されます。
内容は、
第2ブロック サイドスリップ 左右の前輪の振れを測定します。長さ1mの鉄板を通過する前輪のイン、アウトのトーがそれぞれ5mm以下なら合格です。ステアリングを動かさずにゆっくり静かに通過します。
スピードメーター 空転するローラー上で40Km/hまで加速します。40Km/hでパッシングします。天井からぶらさがっているボタンを押すラインもあります。
以前は駆動方式を切り替えるボタンがありました。
ヘッドライト光軸 ハイビームにして点灯します。測定器が最も明るい場所を探して移動します。4灯式の場合は先にロービームにカバーを掛けておいてください。
大体この検査で落ちることが多いので、最後の判定ボックスのおじさんにどのくらいズレているか聞いておくと後で調整が楽になります(^^;
フットブレーキ フットブレーキで前後輪の乗った回転しているドラムを停止させます。片効きと引きずりもチェックしています。
普通より強めにペダルをガツンと踏んでから、表示が出た時にすぐに放すようにすれば合格します。
サイドブレーキ サイドブレーキで後輪の乗った回転しているドラムを停止させます。
フットブレーキ同様「ふんっ」って感じでレバーを引きます(^^;
第3ブロック 排気ガス プローブをマフラーに差し込み、待つだけです。最後にプローブ抜くのを忘れないようにしてください。
古い排ガス規制の車種ではボタンで選択する場合があります。
マルチテスタでは排気ガス検査が終了した時点で、検査票を記録器に差し込んで記録します。
第4ブロック 下まわり 前輪を揺れる台に乗せてエンジンを切ります。前輪を左右、前後に揺らして緩みやガタなどを確認します。その後ブレーキを踏んで更に振動をかけられます。下のピットで検査員のおじさんがハンマーで下回りのあちこちを叩いて緩みなどを検査しています。
ここでも検査票を記録機に差し込んで記録します。
ラインの最後にある判定ボックスに書類一式を提出します。NGがあってもとりあえず提出します。
です。

2008/9/1以降は1回の申請で3回しか検査に入場出来ないことになっていますので、2回落ちたらテスター屋で見てもらったほうがいいと思います。
再検査の場合などは、コース入り口のインターホン近くにボタンがあるので、再検査の項目のボタンを押して入場します。

更新

古い車検証と検査票、重量税納付書をホッチキスで止めて、継続申請書をその間に挟みます。窓口に書類を提出すると、新しい車検証とステッカー(検査標章)が交付されます。


GC8Gで6回目の車検ですが、前回から大きな分解整備は行っていないので特に問題無いはずでした。
#タイベル交換は車検の検査項目とはほぼ無関係ですw
結果は、一発で合格しました(嬉

昔、紙のステッカー(検査章票)を剥がす作業はすごい苦労しましたが、今のビニールのステッカーはかなり楽です。
#検査章票がウィンドウに貼ってなくても車検は受けられます。ただし、道路交通法により公道を走行するには貼ってある必要があります。


これにて、完了です。


今回の車検にかかった費用
重量税\30,000
自賠責\24,950
検査手数料\1,700
書類購入費\20
合計\56,670
でも、金額よりも達成感がプライスレスなんですよ。


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Last Update:'13/2/2