四国日記

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8月7日、0日目。

出発の日にして、曇天に雷。

路線図
夜10時にJR山科駅で待ち合わせの予定。 ちなみに山科駅は京都駅のとなりだ。 京都市の一部でありながら、琵琶湖側に山を越えた盆地にあるため、 山科は京都府の人にはあまり知られていないわりに、 滋賀県の人はよく知っている。
鉄道でいうと琵琶湖の東を走る東海道本線と、 西を走る湖西線の分岐点にあたるので、 琵琶湖の西の人が東にいくためにここで乗り換えることになっている。
さてそんなことはどうでもよくて、待つこと15分。なかなかこないので、 (30分も前に来た自分が悪いんやけど)本でも見てこようかと歩いた瞬間、 麦わら帽子がやってくる。おお、猫侍郎(仮名)ぢゃないか。
猫侍郎は数学渡世人らしい…が詳しいことは不明。なんだそれは。 どう考えても数学だけで生活できるとは思えないのだが、 本人は真剣に数学で生きていくつもりらしい。
さらに待つこと数分、O浦(仮名)がやってくる。 話しているところをぐるっと回り込まれて後ろから挨拶される。何故…。
3人そろったところで、切符を買って出発。 メインは18切符だが、今日の分は使わないので日が変わるまでの切符が必要。 「JR大阪」まで、820円。
電車にのって京都。 今回乗る「夜行快速ムーンライト松山」は、11時27分の出発。 ずいぶん時間があってひまなので、京都駅の中でぶらぶらと歩き回る。 まだ今日は18切符じゃないので、外には出られない。出たいよー。 京都までにしとけばよかったなあ。
ムーンライト松山は、3両編成。 ただし始発では、ムーンライト高知が3両、ムーンライト山陽が3両繋がっていて合計9両編成。途中で分岐してそれぞれの行き先に向かうことになっている。
で、ずーっと歩いて、一番奥の列車。 指定された席で、猫侍郎の小学校時代の旧友と突然の出会い。 例年、松山に帰省するバスの席が取れなくて、 この列車になったとのこと。 タバコを吸うのになぜか禁煙車にいたのもめぐり合わせか。 驚く猫侍郎。
「天文学的数字というのは、こういうことをいうのか?」
で、あれやこれやと話す。 自分にしては、まったく他人だったのだが、いい奴らしい。
「松山の見どころとか、どっかいいとこ知ってる?」
「んー。道後温泉は確実やな。あと・・松山城?」
ガイドブック以上の情報は得られず。 本人曰く、ニセ松山人らしい。そう思う。
電気が半灯になって、じきに日が変わる。

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