夜10時にJR山科駅で待ち合わせの予定。
ちなみに山科駅は京都駅のとなりだ。
京都市の一部でありながら、琵琶湖側に山を越えた盆地にあるため、
山科は京都府の人にはあまり知られていないわりに、
滋賀県の人はよく知っている。
さてそんなことはどうでもよくて、待つこと15分。なかなかこないので、
(30分も前に来た自分が悪いんやけど)本でも見てこようかと歩いた瞬間、
麦わら帽子がやってくる。おお、猫侍郎(仮名)ぢゃないか。
猫侍郎は数学渡世人らしい…が詳しいことは不明。なんだそれは。
どう考えても数学だけで生活できるとは思えないのだが、
本人は真剣に数学で生きていくつもりらしい。
電車にのって京都。
今回乗る「夜行快速ムーンライト松山」は、11時27分の出発。
ずいぶん時間があってひまなので、京都駅の中でぶらぶらと歩き回る。
まだ今日は18切符じゃないので、外には出られない。出たいよー。
京都までにしとけばよかったなあ。
ムーンライト松山は、3両編成。
ただし始発では、ムーンライト高知が3両、ムーンライト山陽が3両繋がっていて合計9両編成。途中で分岐してそれぞれの行き先に向かうことになっている。
で、ずーっと歩いて、一番奥の列車。
指定された席で、猫侍郎の小学校時代の旧友と突然の出会い。
例年、松山に帰省するバスの席が取れなくて、
この列車になったとのこと。
タバコを吸うのになぜか禁煙車にいたのもめぐり合わせか。
驚く猫侍郎。
「天文学的数字というのは、こういうことをいうのか?」
で、あれやこれやと話す。
自分にしては、まったく他人だったのだが、いい奴らしい。
「松山の見どころとか、どっかいいとこ知ってる?」
「んー。道後温泉は確実やな。あと・・松山城?」
ガイドブック以上の情報は得られず。
本人曰く、ニセ松山人らしい。そう思う。