四国日記
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8月11日、4日目。
引き続き続き快晴。そして四国を去る日。
きっかり朝7時にドアを叩く音が聞こえた。
「おきてますー」
嘘です。うとうと…
はっ、いかん!
適当にズボンを履いてシャツを着て鍵を開ける。なり、
「5時から起きて問題やってるんやけど」
「昨日の10時にな、ほらこの法則をみつけてん」
「あとは証明を…帰納法かなあ」
誠に残念ながら数式を見せて戴いても眠たい頭にはなかなか浸透しないのです。
朝飯はやっぱりコンビニだろう(もはや何も言ふまい)、
ということでローソンの位置をホテルの案内でチェックして探索。
みつからない!
地図が間違っているのか?いや、しかしさっきローソンの袋を下げている人が通ったので必ずここにある!完璧な推理。が、みつからない!いくら探しても見つからない!
腹が減っては探しも出来ぬ。くたびれて結局駅売店で買うことに。
電車は8時41分発。
ずいぶん時間があるなーと思って待っていたら、
いつまでたっても電車がこない。こない。こない。
始発は10分以上前に来るのが常識。
さすがにおかしい!と思って調べたら、
「あー、あの向こうのホームに!」
時すでに遅しく、目の前で電車がでていってしまった。あーれー。
時刻表、時刻表…。次の電車は…
「1時間半待ちかな」
発着路線はきっちり調べておきましょう、というコトでした(涙)。
徳島市には観光する場所も無いので駅で1時間半待機。つらい。
すっかり日も昇ってしまった1時間半後。
ようやく次の電車がきたので気を取り直して行き先の再チェック。
今日は「平賀原内先生遺品館」に行くつもりだ。
ちゃんと先生、と敬称がついているあたりがそれらしい。
志度駅で降りて、観光案内所でパンフレットをもらう。
生家がそのまま遺品館になっているらしい。
平賀源内生家のある町は潮風のふく町。
ひとすじ向こうの道はすぐに瀬戸内の海に面していた。
海育ちの子供やったんやな、きっと。
ここにも銅像が建っていたので見ていると作務衣のおっちゃんが近づいてきて解説を始めてくれた。
「この銅像は恰幅のいい感じですが、嘘です」
「この銅像はエレキテルらしいものを持っていますが、嘘です」
「この銅像は刀差してますが、嘘です」
とかとか。どうやら館の関係者らしい。
つまり、源内は比較的貧しくて痩せていた可能性が高いということ、
エレキテルらしいものを持っているが形が違うということ、
源内は町民なので刀をさせるような身分ではなかったということらしい。
本当はまともな解説をしてくれたんやけども、
なぜかそういうところの説明が印象的。
というわけで、(どういうわけかは考えないやうに)銅像は見てのとおり。
さて遺品館の方はというと、
香川博物館の特集のため、貸し出し中が多くて残念だった。
しかし実に様々なものを作っている。
万歩計とか、破魔矢とか、小説とか、焼き物とか、なんとか、
基本的に平賀源内先生はは商売人なのかもしれない。
館内は撮影禁止。そういえば龍馬記念館もそうだった。
で、これは帰るときに生家を外から撮った写真。
で、駅に戻る途中でまたもや?ジュース販売機を発見してしまった。
しかもその?を買うと(買うなや)SUNTORYの販売機なのに、SAPPORO製品がでてきた。
…それはいいのか?
志度駅から栗林公園北口駅へ。
栗林公園は、やけに広かった。
時間が無いのと暑いのとで全部周れなかったものの。
「御所とかわらへんやんか、これで400円もとるんか?」
夏らしく蓮の池が全盛。やっぱりレンコンは農協に出荷するんだろうか。
「池の鯉が欲しい…」
洗いにでもするか?
順番が前後した。
栗林公園に入る前に、昼食は「たらいうどん」を食べた。
もちろんたらいに入っているが釜揚げうどんそのもので、
夏なので冷やし麺だった。
うどんがくる前につゆが2つ来たので少しひるんだけど、
実際の量的にはそれほどでもなかった。
栗林公園を離れたのは2時ごろだったかな?
高松駅から、快速マリンライナーに乗って瀬戸大橋をわたる。
高松駅はずいぶん立派な駅だ。この辺の他の駅と比べて20個分ぐらいの規模はある。
が、実は本当の高松駅は工事中でコレは仮駅。
この格差は一体どこで…。
快速マリンライナー。
右の写真はグリーン車。リッチな人しか乗れない豪華仕様。
形状から想像できる期待を裏切って先頭列車ではなく最後尾だ。
快速マリンライナーには普通車自由席、
普通車指定席、グリーン車指定席の3種類の車両がある。
もちろん乗ったのは普通車自由席。
最初はゆったり座っていたが、次第に人が増えて発車直前にはいっぱいになった。
行きは深夜で寝ていたので、
ここではじめて瀬戸大橋をはっきりと見た。
とてつもなくでかい。超巨大、というほか言いようが無い。
よくこれだけのものを造ったものだとつくづく人間の力に感心する。
ただ大きい、というだけで物事はこうも凄くなるものだと。
橋を渡りきったところで、にわかに眠くなって、寝た。
岡山で肩を揺すられて起きる。
ここまで帰ってきたら安心する…というのも、
地続きで歩いてでも帰れるから(笑)。
いや、実際無理だろうけど、なんとなく。
とりあえず晩飯晩飯ということで駅を出て周辺を徘徊。
も、ももたろうだー!
実にリアルな岡山を演出している。(嘘)
1時間ほど歩き回ったんだろうか。
結局、旅行最後の食事は、
猫侍郎 | : | コンビニ弁当 |
自分 | : | 駅弁ままかりすし |
O浦 | : | 絶食。 |
は、激しい…。
駅前でO浦とみやげ物を探したが、ももは高い。マスカットも高い。
最終的には月並みながら二人とも岡山名物きびだんごを買っていた。
四国に行ってきたんとちゃうんかーい!
みやげ探索中に偶然発見。
ももたろうは駅の中にもクローニングされていた。
みやげも買って、晩飯も一応たべて、急ぐことも無いので
電車が混まなくなるまで待とう…と待っていたら、
日付がかわらない最後の電車になってしまった。
ようやく帰り着いたのは、23時35分で18切符の期限ぎりぎり。
猫侍郎の問題は4日間考えて結局解けなかったとさ。
お疲れさま!
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