■ EmEditor
分 野 テキストエディタ
種 別 シェアウェア(\3,000)/旧版(\1,200 の Ver. 2.39)及びフリー版もあり
作 者 Emurasoft さん
最新版の
入手先
http://www.emurasoft.com/jp/
内 容  Windows についている『メモ帳』は、64KB 以上のファイルは開けられないという制限があり、しかもただ書くこと以外何もできないようになっている(笑)ので、オンラインソフトのエディタがおすすめです。
 数あるテキストエディタの中でもこの『 EmEditor 』は『秀丸エディタ』と並ぶ有名ソフトです。テキストエディタは軽さと拡張性(カスタマイズ)が命です。自分好みの操作性がほしい、という人には『 EmEditor 』がいいと思います。わたしはシェアウェア版を使用しています。
 フリー版には次のような機能があります。(readme.txt から引用)
  • 開くことができるファイルの大きさは無制限(メモリのみに依存)
  • 無制限回数の「元に戻す」「やり直し」機能(メモリのみに依存)
  • 英文ワードラップ、禁則処理、分割禁止単語
  • クリッカブル URL、メールアドレスのリンク機能
  • OLE ドラッグ&ドロップ
  • キーボード、ツールバー、フォント、カラーなどのカスタマイズ機能
  • Microsoft IntelliMouse に対応
  • 印刷機能
  • ウィンドウの最大4分割表示機能
  • バックアップをごみ箱に保存可能
  • MS-IME98、ATOK12 再変換対応(ATOK12 は Windows 98 のみ)
  • HTML や C++ 用エディタとしても使用できる強調単語の色分け表示機能
 さらにシェアウェア版には次の機能が追加されています。
  • 箱型選択の機能(Alt キーを押しながらマウスで選択)
  • 複数の設定が定義できるようになり、拡張子と関連付けが可能
  • ファイルからの検索機能(GREP 検索)
  • タスクバー上のトレイアイコンから最近使ったファイルを起動
 もちろん、簡単なマクロ機能は持っていますので、定型作業をワンタッチで実行させることが可能です。
 Internet Explorer の「ソースを表示」で メモ帳ではなく EmEditor で表示できるようにする設定が便利です。
 自動保存や画面上での折り返しなども自由にカスタマイズできますが、中でもキーカスタマイズは強力で、ほとんどすべての操作をキー操作に割り当てられます。文書入力中はマウスよりもキーボード操作の方が速いに決まっているので、この機能は魅力的です。また、作業中のファイルの名前を、フルパス付きでタイトルバーに表示できる点も気に入っています。

 Ver. 3.00 以降では Unicode 及びプラグインにも対応し、ますます高機能化していくようです。
 わたしは、箱形選択と英文スペルチェックのプラグインを愛用しています。

 なお、テキストエディタに関連して「教師のためのパソコン小技集」の中の「テキストファイルの利用」のページもご覧ください。


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 ■ QTClip
分 野 クリップボード拡張ツール
種 別 フリーウェア
作 者 araken さん
最新版の
入手先
http://www2k.biglobe.ne.jp/~araken/index.htm
内 容  Windows のクリップボードは最も新しいデータを1つだけしか保存していてくれないので、不便に思うことがよくあります。Microsoft Office 2000 は 12 個のデータを保存してくれますが、これは Office アプリでだけ有効なので頼りになりません。何回か前にコピーしたデータを貼り付けられれば、編集作業ももっとはかどるはずなんですが...
 この点を補ってくれるのがクリップボード拡張ツールです。クリップボード拡張ツールにもいろいろとありますが、「 QTClip 」には面白い機能が付いているので気に入っています。

 基本機能として、当然、クリップボードの履歴をとって、何度も前にコピー(あるいはカット)したデータをワープロなどに貼り付けるという機能があります。最大 500 個まで履歴をとってくれますが、自分で数を設定することができます。むやみに多くてもメモリを消費するだけなので、これは非常に親切だと思います。規定値では 50 個です。履歴の記録は QTClip の起動と同時に始まるので、わたしはスタートアップに登録して Windows と同時に最小化の状態で起動させています。
 QTClip のウィンドウを表示させるにはアイコンをダブルクリックするほか、自分の好きなキーに割り付ける(わたしは [Alt] + [Q])ことができます。ウィンドウには2つのリストボックスがあります。上のリストボックスには、あらかじめ登録しておいた短文が表示されます。よく使う短文を登録しておくと便利です。下のリストボックスにはクリップボードの履歴が表示されます。この2つのリストボックスの中のテキストをワープロなどに挿入できるわけです。
 (スクリーンショットを用意しましたので、ここをクリックしてご覧ください)
 テキストの貼り付けは、マウスを使ったドラッグ&ドロップなどの操作でも可能ですし、[Ctrl] + [C] と [Ctrl] + [V] によるショートカットキーでも可能です。

 そのほかに、IME からの入力が面倒な各種記号や顔文字をポップアップメニューから簡単に挿入する機能も持っています。これは自分の好きなキー(わたしは [Alt] + [P])に割り当てておいて、入力作業中にそのポップアップメニューを表示させることによって利用します。とても便利です!
 一覧の中から選択するだけですので、マウス操作でもキー操作でもOKです。この一覧の中にはクリップボードの履歴も表示されるので、わたしは通常こちらを使っています。しかも、この一覧はカスタマイズが可能で、自分の好きな記号を追加することもできますし、プログラムの起動もできるのでランチャのように使うこともできます。
 (ポップアップメニューもスクリーンショットを用意しました。ここをクリックしてください)

 関連して「教師のためのパソコン小技集」の中の「クリップボードの履歴をとるツール」もご覧ください。


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 ■ みやぐれっぷ−【検索専科】
分 野 GREP 検索ツール
種 別 フリーウェア
作 者 Marbo さん
最新版の
入手先
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/marbo/
内 容  テキストファイルを十分に活用するためには GREP 検索の機能は不可欠です。GREP 検索というのは、あるフォルダ内のテキストファイルの中から指定した文字列を含むファイルと行を検索するものです。テキストエディタの中にはこの機能を持っているものもありますが、さすがに専用ソフトは使い勝手が違います。
 わたしはちょっとした検索にはエディタの GREP 検索機能を使い、本格的(?)に検索したいときにこの『みやぐれっぷ』を使っています。GREP 検索のできないエディタをお使いの方には特におすすめです。

 『みやぐれっぷ』は GREP 検索のための機能を豊富に持っています。
 検索時に「?」や「*」といったワイルドカードが利用できるのはもちろんですが、タイムスタンプの指定、大文字/小文字の区別、全角/半角の区別、サブフォルダの検索の可否、検索除外ファイルの指定など多くのオプション設定があって、細かい条件で検索することができます。
 検索対象文字列を履歴として保存してくれるので、同じ文字列を何度も検索するときに大変楽です。
 検索結果は、基本的には検索文字列を含む行の内容とファイル名・行番号が一覧表示されます。表示させる情報はカスタマイズ可能です。検索行の前後の行の内容も表示させられますが、それを何行表示させるかも指定できます。また、検索したファイルを開くためのテキストエディタも自由に指定することができます。もちろん、エディタでファイルを開く操作はワンタッチです。さらに、圧縮ファイル(!)の中のテキストファイルまで検索することができます。検索結果をファイルに保存することもできます。

 関連して「教師のためのパソコン小技集」の中の「テキストファイルの利用」もご覧ください。


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 ■ AUTLA(あうとら)
分 野 アウトラインプロセッサ
種 別 フリーウェア
作 者 H. Wakimoto さん
最新版の
入手先
http://village.infoweb.ne.jp/~wakimoto/hwa1/index.html
内 容  『AUTLA(あうとら)』は、作者の言葉を借りれば、「全体構造を考えながら文章を書くことができる アウトラインプロセッサ」ということになります。アウトラインプロセッサというのは、複数のページにまたがり、かつ階層構造を持たせることにできるエディタのことです。アイデアプロセッサなどと呼ばれることもあるようです。
 基本になるのはテキストファイルなんですがページと階層があることにより、普通のテキストエディタではできない使い方ができます。したがって、これも作者の言葉を借りれば、「論文を書いたり、アイデアをメモったり、会議の議事録を取ったり・・・・。整理や推敲を得意とする文章作成ソフト」というわけです。

 オンラインソフトには他にもアウトラインプロセッサがありますし、市販ソフトもあります。その中で、『AUTLA(あうとら)』の特徴を拾い出すと次のようなものがあげられます。

  • 「文章を書くこと」に目的を絞って開発されており、試行錯誤をしながら推敲し文章を構築したり、議事録のような速記のための機能が充実している。
  • HTML 出力機能があり、論文などを HTML 形式で発表する時に便利。
  • 強力な印刷機能があり、階層ごとにインデントされた、見やすいレイアウトで印刷することが可能。またフォントなどの変更をリアルタイムに表示できるプレビュー機能も搭載。このため、ワープロソフトなどで整形し直すことなく印刷して利用することができる。
  • 画面レイアウトは使いやすさを第一に考えてデザインされており、ノートパソコンから大画面まであらゆる環境で使いやすいよう配慮されている。ボタンのアイコンからタブの色まで、見やすくかつ斬新なデザインです。

 わたしはこのソフトを、テキストのちょっとしたデータベースを作るのに使っています。ページごとに名前(見出し)をつけて、さらにそれらに階層性を与えられるわけですから、十分データベースになります。普通のテキストエディタにはできないことができるわけです。Word などのワープロなら当然アウトライン表示できるわけですが、もっと簡単にもっと速く作業ができますので、エディタでもワープロでもないツールだといえるでしょう。

 ファイルは専用の拡張子を持ちますが、簡単にテキストファイルにエクスポートすることができますし、ファイル自体をテキストエディタで開くこともできます。
 階層を移動するときの操作性もよく、マウスからもキーボードからも簡単に操作できます。また、表示もエクスプローラのようなツリー表示で、わかりやすくできています。

 テキスト中心に作業する方なら試してみる価値はあると思います。


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