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Excel のフォントサイズ変更マクロ


 Word でフォントサイズを変更したいときに、{Ctrl}+{ ] } で1pt ずつ大きく、{Ctrl}+{ [ } で1pt ずつ小さくできるショートカットキーがあり大変便利です。また、コマンドバーのフォントサイズリストボックスの1段階ずつ大きくする {Ctrl}+{ > } (つまり、{Ctrl}+{Shift}+{ピリオド})と1段階ずつ小さくする {Ctrl}+{ < } (つまり、{Ctrl}+{Shift}+{カンマ})も便利です。
 文章を入力したあとで編集する時にフォントサイズを変更することはよくあることですが、これらのショートカットキーを使うと、レイアウトやバランスを見ながら試行錯誤でフォントサイズを決定できるので、大変重宝します。(ご存知なかった方は、ぜひ覚えてください!)

 ところが、Excel にはこの手のショートカットキーはありません!

 そこで、わたしはマクロを書いて、それをショートカットキーに割り当てて使っています。下のコードがそのマクロです。このマクロは、フォントサイズを変えたいセルを選択してから実行します。なお、選択したセル範囲に、異なったフォントサイズが設定されたセルが混在する場合はエラーになります。

 以下のコードをコピーして、PERSONAL.xls の標準モジュールに貼り付けて実行してみてください。詳しくは「名簿用の罫線マクロ(1/2)」のページを参照してください。
 また、わたしの場合ショートカットキーとして {Ctrl}+{Shift}+{L}{Ctrl}+{Shift}+{K} に割り当てています。大きくするキーと小さくするキーを近くにしておけば、サイズ変更の効果を目で確かめながら簡単に調整できるはずです。つまり、{Ctrl}+{Shift} を押したまま、{K} と {L} でフォントサイズを調整するわけです。使いやすい位置ならどこでも構いませんので、お好きなキーに割り当ててください。割り当て方については、「名簿用の罫線マクロ(2/2)」のページを参照してください。

 以下、コードです。


'
'■■■ フォントサイズを1pt増加 ■■■
' Keyboard Shortcut: Ctrl+Shift+L
'

Sub FontGrow()
  Dim MyFontSize As Long

  On Error GoTo ErrorHandler

  MyFontSize = Selection.Font.Size
  Selection.Font.Size = MyFontSize + 1
  Exit Sub

ErrorHandler:
  MsgBox "フォントサイズの異なるセルが選択されています。"
End Sub

'
'■■■ フォントサイズを1pt減少 ■■■
' Keyboard Shortcut: Ctrl+Shift+K
'

Sub FontShrink()
  Dim MyFontSize As Long

  On Error GoTo ErrorHandler

  MyFontSize = Selection.Font.Size
  Selection.Font.Size = MyFontSize - 1
  Exit Sub

ErrorHandler:
  MsgBox "フォントサイズの異なるセルが選択されています。"
End Sub



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