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Excel でマークシート採点(2/2)


『Excel でマークシート採点(1/2)』の続きです...)


3.正解を参照しながら IF 関数で得点化
 いよいよ、採点する数式を入力します。基本的には mark シート上の数値と、score シート上の正解とを比較して同じであれば得点を取得し、違っていれば値を 0 とします。そのための数式は次のようになりますので、これをセル C4 に入力します。

  =IF(mark!C4=C$1, C$2, 0)

 $ を使った絶対参照と相対参照の違いに気をつけてください。これによってこの数式をコピー&ペーストした結果が正しい結果を導きます。
 次に、セル C4 の数式を該当する範囲全体にコピー&ペーストすれば数式の入力は終わりです。

 ここまでの結果は下図のようになるはずです。(見やすくするために問題番号は消しました)



4.個人の得点合計・学年合計・学年平均など
 では採点の仕上げをします。
 一番右端の列(つまり最後の問題に関する列)の右側に、個人の合計得点の列を作ります。これは単純な SUM 関数でいいです。また、この列の値をすべて SUM 関数で合計すれば学年合計になりますし、 AVERAGE 関数を使えば学年平均が出せます。さらに、RANK 関数を使えば学年順位が算出できますし、『 Excel で偏差値をあつかう』のページを参考にしていただけば、偏差値を求めることもできます。

5.正解率
 最後に一番下の行(つまり最後の生徒の行)の下側に正解率を出してみましょう。SUM() 関数で縦の合計を出してそれを受験者数で割ればいいですよね。
 マークシートで採点した場合、この正解率(あるいはその推移)をもとに分析し、対策を練ることができるというのが魅力です。お試しください。


 以上、わたしがマークカードを使ってテストをした場合の処理方法について紹介しました。とっても簡単ですので、マークカードリーダがあれば、ぜひトライしてみてください。



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