Outlook Express5.0の新機能紹介

詳細設定が非常に分かりやすく改善
以前のバージョンでは、設定したい項目がどこにあるのかいまいちわかりにくく、設定したい内容を設定できないでいた方も多いと思います。以前のバージョンでは、設定項目は、「ツール」→「オプション」で表示されるダイアログ以外にもあったのです。
「Outlook Express 5.0」では、設定項目を「ツール」→「オプション」にまとめ、また設定項目も細分化され、非常に分かりやすくなっています。
設定ダイアログのタブは「全般」「読みとり」「送信」「作成」「署名」「スペルチェック」「セキュリティ」「接続」「メンテナンス」の９項目になりました。

[TIPS] ※サーバからメールを削除せずに、サーバに残しておく方法
「Outlook Express」は、複数アカウントに対応しているので、「サーバにメールを残しておく」などの操作は、「ツール」→「オプション」ではなく、「ツール」→「アカウント」で、アカウントごとに設定するようになっています。
この設定場所を突き止められずに、設定できないでいる方をたまに見かけますので、書いておきます。これは、IE4.0xでも同じことです。
返信を書いたメールには「返信済み」マークが付加
メールを受け取ると、その返信を書かなければならない場合が多くあると思います。１日にメールをたくさん受け取る人の場合、どのメールに返信を出して、どのメールにまだ返信していないのか、分からなくなってしまう可能性もあります。
「Outlook Express 5.0」では、返信を送信したメールには、「返信済み」マークが自動的に付加され、返信したかどうかが、一目でわかるようになりました。
送信アカウントの切り替えが楽に
メールの新規作成ウインドウに、「差出人」という項目が増え、ドロップダウンリストで送信アカウントを選択できるようになりました。
複数のアカウントを利用しているユーザにとっては、非常に便利な機能でしょう。
ツールバーに「検索」ボタンがデフォルトで表示
メールの「検索」機能自体は、以前から存在していたものの、ツールバーに表示されていなかったので、利用していたユーザも少ないかも知れません。
この検索機能は、「差出人」や「宛先」だけでなく、「本文中の文字」も検索対象にできるので、メールを多く送受信するユーザにとっては、非常に便利な機能です。
以前のバージョンでは、ツールバーを右クリックして「ボタン」を選択し、そこから「検索」ボタンを追加させないと表示されませんでした。
「連絡先」欄の追加で、アドレス登録・送信が楽に
左側の「フォルダ」欄の下に「連絡先」欄が追加されました。ここには、アドレス帳に記録されている宛先の名前が一覧で表示されており、名前をダブルクリックすれば、その宛先がはじめから挿入された形で新規作成ウインドウが開きます。（複数の送信先を指定することも可能）また、着信メールを「連絡先」欄にドラッグすることで、差出人がアドレス帳に登録されます。
フォルダごとの未読メール数などを一覧で表示
作成している全フォルダ内の、メール総数や未読メール数を、一覧で表示できるようになりました。メールの仕訳のために、たくさんフォルダを作成している人には、便利な機能です。