ブラックジャックの一般的なルール


 以下にブラックジャックの基本的なルールを紹介します。これ以外にも細かい手続き等がいろいろとありますが、本文の理解に必要と思われる部分に限って抜き出しました。

 なお最初に説明しておきますが、ディーラーは各プレイヤーに対し、それぞれ一対一で勝敗をつけます。従ってディーラーはプレイヤーAに勝ち、同時にプレイヤーBには負けるということがあります。
 プレイヤーにとってみれば、敵はディーラーただ1人。他のプレイヤーがどんな手をしているかは、ゲームの勝敗には基本的に関係ありません。(場に出たカードを覚えよう、というなら別です。)
 つまり「 ディーラー vs プレイヤー 」という構図が、プレイヤーの数だけあると考えてください。


  1. テーブルをはさんで、ディーラー(1人)とプレイヤー(1〜7人)が相対します。
  2. まず、プレイヤーはテーブルにチップを張り、ゲームへの参加意志を表します。
  3. ディーラーはチップを張ったプレイヤーに対し、カードを表向きで二枚ずつ配ります。次いでディーラー自身にも二枚を配ります。ただしこれは一枚を表、一枚を裏にします。(それぞれ、アップカード、ホールカードと呼ばれます。)
  4. ディーラー/プレイヤーにブラックジャックができていないか、チェックします。(ブラックジャックとは、配られた最初の二枚がエースと絵札の組み合わせになっていることを指します。)
    この時点でディーラーは各プレイヤーごとに、以下の表に従って勝敗を決定します。
    プレイヤー
    ブラックジャックである ブラックジャックでない
    ディーラー ブラックジャック
    である
    引分け ディーラー側勝利
    ブラックジャック
    でない
    プレイヤー側勝利 ゲーム続行
     つまり、もしディーラーがブラックジャックだった場合、ゲームはその時点で全て終了です。プレイヤーは自身もブラックジャックでない限り、負けが確定します。ディーラーがブラックジャックでない場合、ブラックジャックだったプレイヤーは勝ちが確定。自身もブラックジャックでなかったプレイヤーは、ディーラーとの勝負を続行します。
  5. 上で勝負続行となったプレイヤーは、カードの合計が20以下である限り、三枚目以降のカードを引くことができます。ディーラーは16以下である限り、機械的に引きます。カードの合計の計算には、基本的にそのカードの数字を使います。例外は・・・
  6. カードの合計が22以上になったプレイヤーは失格になり、負けが確定します。これをバスト(Bust)と呼びます。
  7. ディーラーを含め、全員がもうカードを引くのを止めた時点で、各プレイヤーとディーラーとの勝敗を決定します。 まず、両者がバストしているか否かで、以下の表に従い勝敗を決定します。
    プレイヤー
    バストしていない バストしている
    ディーラー バスト
    していない
    カード合計の
    大小比較
    ディーラー側勝利
    バスト
    している
    プレイヤー側勝利
    ディーラーはバストしても、プレイヤーまでバストしていれば勝ちになります。
  8. ディーラー/プレイヤー共にバストしなかったならば、両者のカード合計を比較して勝負を決定します。これは「カード合計が21に近い方が勝ち」です。合計が同じ場合は、引分けになります。

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