shun.i の「こまち」日記 (3月20日)


正午前、帰省のため仙台駅新幹線ホームで盛岡行「Max やまびこ 39号」を待っていました。 すると、200系(普通の、緑色のラインが入った新幹線車両)に併結された E3系(秋田新幹線用車両)が東京方面へ向って走り始めました。 E3系が実際に走っているところを間近で見るのは初めてだったので、大いに感激でした。 また、近くにいた5、6歳くらいの男の子も「あっ、『こまち』だ!」と叫んでいました。 JR東日本の宣伝はなかなか浸透しているようです。(^^;)

やがて私が乗った「やまびこ」が発車しました。 途中の一ノ関・水沢江刺などの駅のホームには、既に「秋田新幹線」の表示が用意され、その上にビニールテープが貼られていました。

「秋田リレー7号」に乗り換えるため、北上で下車。 ホーム足元の号数表示を見ると、既に「こまち」用のものが用意されています。 しかも、縁取りがピンク色です。(^_^) 在来線ホームへ出ると、あの早とちり横断幕「時速 275km/h で東京へ!」がまだ堂々と掲げられていました。(^^;) (注:今回のダイヤ改正では、275km/h 運転する列車は北上には停車しません。)

営業運転はこの日を含め後2日となった「秋田リレー」で一路秋田へ。 (普段は大曲で降りてしまうのですが、今回は最後の「秋田リレー」乗車ということで、秋田まで行ってみました。) 大曲−秋田の40分ほどの間に、2度 E3系とすれ違いました。

ほどなく、今月完成したばかりの秋田駅に到着。 新しいホームの案内板は路線ごとに色分けされています。 秋田新幹線のホームである11・12番線は、ピンク色です。(^_^) 改札口を出て周囲を見回すと、21日に行われる「開業前夜祭」の準備が進められていました。 仮設ステージの縁など、要所々々にピンク色が使われていました。 また、掃除のおばちゃんの作業服もピンク色。 更に、駅員のネクタイもピンク色でした。 秋田駅は、至る所ピンク色だらけ。(^^;;;)

通路の特設カウンターでは、「秋田新幹線開業記念入場券」なるもの が売られていました。 値段は 840円。 内容は、片面が秋田・大曲・角館・田沢湖各駅の入場券(おとな・こども各1枚ずつ。従って、値段は上乗せ一切なし。)、もう片面が秋田新幹線の運賃・料金早見表、というものです。 1枚買いました。

ところでこの新しい秋田駅、在来線ホームは以前より不便になった、 新幹線を優遇し過ぎではないか、との利用者の声が多いようです。 確かに、新幹線ホームに比べて在来線ホームは少々遠いようです。 また、秋田以北(東能代方面など)の在来線へは新幹線から同一平面乗り換えができるようなホーム配置にした結果、在来線の1-6番線と7・8番線が離れてしまいました。 初めての人は戸惑うかもしれません。

大曲に戻るため、奥羽線上りの 701系普通列車に乗りました。 先頭に陣取っていたところ、対面から E3系が迫ってくる光景を目の当たりにできました。

大曲に着くまでの間に、問題点(但し、改善は恐らく極めて困難)に気付きました。 奥羽線秋田−大曲間は、旧下り線を標準軌化し旧上り線をそのまま在来線用として使う事になります。 この結果、駅によっては普通列車を利用する際、上り列車・下り列車を問わず階段を上り下りしないとホームへ行けない構造になってしまったようです。 この区間の利用者は、比較的高齢の方々が多いので無視できない負担になってしまったことと思います。

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