友人のY氏がiMACを買いました。早速、メモリの増設と手ほどきのために急行します。  
  朝から、晴天、平成10年10月4日(日)は、市内の多くの小学校で運動会が行われていました。
午後1時にわが家を出発、途中、Y君ちの近くのニュータウンを突っ切って、近回りしようとして、失敗。 かなり遠まわりして、近辺までまで行ったのですが、20年振りということで、携帯でY君を呼び出し、迎えに来てもらって、細い曲がりくねった田んぼの中の道を通りぬけて、やっとY君ちに到着しました。 もう2時近くでした。

友人のY君が重い腰を上げて、やっとパソコンの仲間に加わることになりました。 高校時代からの遊び仲間の4人で、ひとりだけメールのやり取りができないのは、非常に不便です。 どうしても、連絡が後回しになってしまいます。 もう、何年も前から、勧めていたのですが、なかなか手を出そうとはしませんでした。
それが、急に買っても良いと言い始めました。 聞いた方が自分の耳を疑ったくらいです。 それでも、半信半疑のまま、我々は行動に移りました。

機種は、iMAC に即座に決定。 友人のAが手配をして、一月弱待って、待望のパソコンがY君宅に到着しました。 ところが、本人はのんびりムード。 まわりの人間が、iMAC と聞いただけで、ワクワクしているのに、梱包を開けようともしません。
それで、わざわざ出向いて、増設メモリを取りつけがてら、Y君にパソコンの手ほどきをすることになりました。

 

 パソコンのお楽しみの一つとして、デジカメを出して、早速、模範演技。

まず、パソコンの、いろんな楽しみ方を知っていただくために、リビングルームで、寝ながらテレビを見ていた息子さん2人をモデルにパチリ。

まだ、寝ぼけていましたが、テレビの画面に映った自分の顔に驚き、喜んでいました。


長男とそのお友達

 しばし、団らんの後、2階のY氏の書斎に行って、梱包を解きます。 


共同でiMACを取り出すご夫妻

 本体に接続するコードは、電源コードとキーボードのみ。
キーボードのコネクタは、USB です。同じく、USB でキーボードからマウスを繋ぐだけ。

Y君に、電源を入れてもらいます。さあ、画面は、・・・・・・。

軽快な音と共に、マックの世界が始まります。

 


iMACの起動画面。緊張の面持ちで。

不安そうに見守る奥さんと次女4歳

 息子さんらを交え、しばらく、iMAC で遊んでもらいます。 子供用のゲームがなかったので、ペイントソフトでお絵かきをしてもらいました。

iMAC の後ろのコンセントの横に、裸の電話線が露出しています。 新築の家なのですが、電話の配線は予定が立てれないということで、裸のままでした。

無事動いて、リビングルームで休憩。 この時、都合で来れなかった、MAC 使いのA氏が出先から電話をくれました。

 


デジカメパフォーマンス2回目の1

デジカメパフォーマンス2回目の2

 さて、いよいよ今回の山場、メモリを増設します。 


iMACの裏蓋を開ける
右の写真は、iMAC の顔を下にして、裏蓋を開けた所です。 左側に透明の裏蓋が転がっています。

ここで、コネクタを4つ抜くのですが、これが最大の難関でした。 1つがどうしても抜けない。 抜けてみれば簡単なことだと言うのは、抜く前からわかっていましたが、それでも苦労しました。
奥にある細長い黒いコネクタなんですが、結局、思ったよりコネクタは浅かった。 それだけのことでした。

 

 本体を引き出します。

金属の部分を、上の写真では、上に引き抜きます。 仰向けにした下の写真では、スライドさせて抜きます。
こうして分解してみると、何のことはない、下の写真の右側はディスプレイとコネクタが残っているだけで、引き抜いた金属の部分に、パソコンの中核部分がすべてあります。

 


仰向けにしたiMACと中核部分
増設メモリは、引き抜いた中核部分の写真で見て下の白い枠の部分に嵌め込みます。
慣れないので緊張しましたが、ギコギコと押し込んで、パチンとはめました。

ディスプレー裏(実際には下になる)の黒い四角は、換気扇のようなファンです。 ディスプレーの直下に CPU があるだけに、強力なファンでした。(これがうるさい)
ドライバ(ねじ回し)の横においてある四角い白い物は、CPU とメモリを覆う金属のシールドです。

 

 組み立てて、電源を入れ直すと、ちゃんとメモリが 32MB から 96MB に増えています。
バンザイ!

この後、1階のリビングルームに、iMAC を移動し、電話機のモジュラージャックと繋いで、実際にインターネットを体験してもらいました。
私の ISP に接続をして、インターネット・エクスプローラーで巡回できることを確認したのですが、とりあえず、私のホームページを見てもらい、自慢しました。

この時、電話が トーンかパルスかわからず、最初、トーンで設定したので、接続出来ませんでした。Y君ちは、パルスだったのですが、最新の電話機はダイヤル音からだけではどちらか判断できませんでした。

モデムの速度は、わが家が ISDN なので、比較できません。 何かをダウンロードして、時間を計測することもできますが、その時には、外部と接続する事だけで精一杯だったので、思いつきませんでした。

再び、iMAC を2階に戻し、インターネットの設定を消去してから(ものすごく苦労しました)、ご家族に遊んでもらいます。

 


iMAC を独占する長男

親子で頭を抱える

 午後7時前にやっと重い腰を上げて、玄関を出ようとした時、再び、A氏より電話がありました。
一通り、今日の予定の作業は終わり、来ていただく必要はなくなったので、その旨を伝えました。 自信がなかったので、応援を頼んでおいたのです。

iMAC は思ったよりも小さく、ビデオ付きの14インチテレビよりも小さく感じました。
ブルーと白の本体が、本当に半透明だったのは、知ってはいたんですが、実際に見てみると、ちょっと感動モノです。
コードやキーボードも半透明、もちろんマウスもなんですが、丸い形のマウスは、軽快で、意外に使いやすかった。

インストールされているソフトは、インターネット関係を除くと、クラリスワークスと宛て名書きぐらいで、寂しかったです。 子供用のお遊びソフトがもうちょっと欲しかった。 見つけたのは、簡単なジグソーパズルだけでした。

Y氏一家に iMAC の使い方をあれこれ知ったかぶりで説明したのですが、実を言うと、私も MAC初体験でした。
この事だけは、最後まで告白できなかった。 でも、マア、あんなもんでしょう・・・・?

 


お姉ちゃんと

へへへへへ

 Y氏は、次の休日にさっそくパソコンディスクを買って来るそうです。 


荒海へ乗り出す iMAC に続きます。