2.用語 Terms
- 絶対URI(absolute URI)
- 例えばURLとして書かれたもののように完全な形式でのURIを指します。
- 錨(anchor)
- 超連鎖の片割れ。多くの場合、<A>要素として表記された語句です。
- 基本URI(base URI)
- 他の絶対URIと区別するために、相対URIと共に使用する絶対URIのことです。
- 字(character)
- 文字や数字のように情報の最小単位となるもの。象形文字は字体glyphsと結び付けられ、制御文字は意味処理と結び付けられます。
- 文字コード体系(character encording scheme)
- 字の集まりに基づいて連続した8ビットの領域と文字列を定めたもの。すなわち一連の8ビットと文字コード系により文字を確定します。
- 文字群(character repertoire)
- 決まった数の字の集まり。例えば、コード化された文字列など。
- 文字コード番号(code position)
- 整数。コード化された文字セットとその領域での文字コード番号により字を確定します。
- コード化された文字セット(coded character set)
- 整数の一部の領域と文字群の列を持ったもの。すなわち、いくつかの整数(たいてい{0,1,2, ...,N})により、コード化された文字セットとその文字セットの整数で字を区別しています。逆にいえば、文字とコード化された文字セットでその字の文字コード番号(稀な例ではいくつかの文字コード番号)が決定されます。
- 適合したHTML利用者代理(conforming HTML user agent)
- the Internet Media Type `text/html'の処理においてこの仕様書に従っている利用者代理。
- データ文字(data character)
- 各要素の内容を盛っている、表記記号以外の字。
- 文書文字セット(document character set)
- 文書で使用される全ての字を含んだ文字コードセット。あらゆるSGML文書は厳密に一つの文書文字セットを持っています。参照する数字はその文書文字セットにより決定されます。
- DTD
- 文書型定義document type definition。要素elementと実体entityの宣言を含み、特定のタイプの表記でSGMLが従うルール。[SGML]
- 要素(element)
- DTDで定義された階層構造の構成要素。文書においては、ふつう開始タグと終了タグという表記記述により他と区別されます。[SGML]
- 終了タグ(end-tag)
- 要素の終了を告げる表記記述。[SGML]
- 実体(entity)
- 記述法や解釈と関連したデータ。例えば一連の8ビットはInternet Media Typeに関連しています。[SGML]
- 旗(fragment identifier)
- `#'で始まるHREF属性の値の一つで、超連鎖の行先を示します。
- 書式情報一式(form data set)
- 名前nameと、値valueの組み合わせ。名前はHTML文書から受け取り、値は利用者から受け取ります。
- HTML文書(HTML document)
- このDTDに従ったSGML文書をいいます。
- 超連鎖(hyperlink)
- 頭headと尾tailと呼ばれる二つの錨anchor間の関係。連鎖は尾から頭に行きます。慣用として、頭と尾は目的地destinationと源泉sourceとも言われます。
- 表記(markup)
- 文書の構造を明らかにするために、その文書データへ構文的に分類された字を挿し込むこと。表記には、記述的表記descriptive markup(タグ)、参照references、表記宣言markup declarations、処理命令processing instructionsの四種類があります。
- 可能(may)
- 文書あるいはユーザーインターフェースは、ここにある指示に従います。
- 伝達種別(media type)
- IMEDIAとして書かれたものなど、Internet Media Typeを指します。
- メッセージ実体(message entity)
- 頭(かしら)headと本文body。頭は名前と値の集まりで、本文は8ビットの連なりです。頭は記述形式content typeと本文の転送コードを定義します。
- 最低限準拠したHTML利用者代理(minimally conforming HTML user agent)
- 書式処理を除き、この仕様書に準拠した利用者代理。処理できるのは、第1水準のHTML文書に限ります。
- 必要(must)
- ここでの記述に矛盾する文書や利用者代理は、HTMLから外れます。
- 数字参照(numeric character reference)
- 文書の文字セットにおいて、文字コード番号を使って字を参照する表記。
- SGML文書(SGML document)
- 実体の集まりとして物理的に組み立てられた字の連なりで、各要素は論理的な階層を成します。SGML文書はデータ文字と表記から成り、表記は情報の構造とその構造の実例を記述します。[SGML]
- 要望(shall)
- これに反する文書や利用者代理は、この仕様から外れます。
- 条件(should)
- これに反する文書や利用者代理は、この仕様に準拠していても実行時に望ましくない結果になるかもしれません。
- 開始タグ(start-tag)
- 要素の開始を告げ、一般的な区切りと属性を示す記述的表記です。[SGML]
- 構文参照文字セット(syntax-reference character set)
- 表記に使用される全ての字を含んだ文字セット。例えば、名前を示す文字name charactersと区切り文字delimiter character。
- タグ(tag)
- 要素を区切る表記。タグにはDTDの要素宣言にある名前を入れます。また、属性を入れることもできます。[SGML]
- 文章実体(text entity)
- 決められた範囲の字。一般的に文章実体は、文字コード系に従った8ビットの連続した形をとり、ネットワークを経由して送られるかファイルに格納されます。[SGML]
- 例示(typical)
- 多くの要素について、典型的な処理を示してあります。この仕様は守らなくてはならないというものではありませんが、設計者への案内として、またどの要素を使うのが望ましいかを説明するときの助けとなります。
- URI
- 定型資材識別子Uniform Resource Identifierは(特にインターネットで)素材を特定する定型の書式です。URIは超連鎖の錨を打つためにHTMLで使用されます。また定型資材指定Uniform Resource Locater(URL)や相対URLを含んでいます。
- 利用者代理(useragent)
- 利用者のためにインターフェイスを持ち要求を処理するようなシステムの組み合わせ。例えばWWW拾い読み器や電子手紙屋(a mail user agent)などをいいます。
- WWW(うぇぶ)
- 全世界情報通信網(The World-Wide Web)は超越書類を用いた分散情報システムで、スイスのCERNの研究者により開発されました。