朝日新聞のウェブサイトは、 毎日更新され、記事がしっかりしていて、余計な広告などもなく、 非常に優れたサイトです。その記事を、LXで読めるようにしました。 ただし、この小技は、LX上の設定ではありません。 perlやmailが動くマシンが必要となります。注意してください。
なお、この小技の実現にあたり、 井上義勝(ぷらし〜ぼ)さんのウェブページ を参考にさせて頂きました。この場をかりて感謝いたします。
概要は、まずhtmlをローカルに落し、perlで加工してNIFTYのログ形式にして、 それをmailで送るというものです。 私は学校のSolarisマシンでcrontabを使い、これを毎日一回実行して、 自動的にNIFTYに毎日の新聞記事が届くようにしました。 これで、電車の中でも川原でもトイレの中でも授業中でも新聞が読めます。
以上のファイルのうち、wget, perl, mailx, getasahi にはpathを通しておいてください。cnv.pl, address は同じディレクトリにおいて、その場所をgetasahiの一行目で指定して下さい。
- wget
- GNUプロジェクトの、webからファイルを自動的に落すプログラムです。 入手元:ftp://ftp.riken.go.jp/pub/GNU/wget-1.4.5.tar.gz。
htmlをローカルに落せるのなら他のプログラムでもかまいません。
一言だけ。使うならば、せめてGNU宣言ぐらいは読むのが礼儀だと思います。- perl
- 言わずと知れたperlです。そこら中にあります。 普通のマシンなら大抵入ってます。 特に変わったことはしてないんで、バージョンとかは気にしなくてもいいと思います。
- mailx
- mail送信プログラムです。mailが送れさえすればなんでもいいです。
- getasahi
- 自作シェルスクリプトです。shの所在は各自の環境に合わせてください。
- cnv.pl
- 自作perlスクリプトです。普通のperlで動くと思います。perlの所在は(以下略)
- address
- mailアドレスを書いたファイルです。 mailxの引数に直接アドレスを指定してもいいんですが、 複数指定したい場合などに簡単に変更出来るんで、こうしてます。 書き方は一行一要素です。
getasahiの2行目で作業場所を指定してるので、適宜書き換えて下さい。
getasahiの3..8行目で、asahi.com のhtmlファイルをローカルに落します。 htmlを自動で持って来れるならどのソフトを使ってもかまいません。 ただし、ファイル名はそれぞれweb上と同じ名前で落すようにして下さい。
最後に9行目でperlで書くファイルを変換して、それをmailで送ります。 ここも、perlの変換さえすれば、mailはどのようにして送ってもかまいません。
getasahiの出力結果です。 1998/9/17(木) 16:54 に実行しました。
Log Express(Kei.さん、Yoshiさん作)がNIFTYのログと認識する形式にしてあるので、 タイトルモードでざっと記事を眺めてから気になった記事を読む、 ということもできます。
私はSolalis上で毎日実行するためにcrontabを使って、と指定して、毎朝8時に新聞が配られるようにしています。
0 8 * * * /home/taiyo/asahi/getasahi
crontabの使い方などは、man pageを見るか、管理者の人に聞いて下さい。
この設定で変換したmailをNIFTYあてに毎日届けて欲しいというかた、 いらっしゃったらぜひ連絡下さい。 私だけではテストが不十分なため、一緒にテストしてください。
ただし、もらいっぱなしでいるつもりの人は遠慮させていただきます。 要はDOMはやめてねってこと。動作確認の連絡とかを期待します。