恐ろしきMDM.EXE
・はじめに
Windowsでタスクマネージャーを開くと環境によってはmdm.exeという謎のプロセスが見えることがある。一体何をしているのか?それは管理人にとって長らくの謎であった。「もしかしてウイルス!?」などと杞憂してしまったついでにこのプロセスについて調べてみることにした。
このページではmdm.exeについてのプログラマのためのまとめである。
・一般的な解答
mdm.exeとは、Machine Debug Managerのことであり、Office2000(Office XPだとMDM7.EXE)をインストールされると作られるファイルで、Webスクリプト(Java ScriptやVB Script)でランタイムエラーが発生したときにそのスクリプトのデバッグ情報を提供するものである。
・一般的なアドバイス
通常の使い方ではWebスクリプトのデバッグ情報などは必要ないので、削除することをお勧めします。また、Microsoftは221438 - [OFFXP]Windowsフォルダに一時ファイルが多数作成される現象などの原因となっているとコメントしています。
・で、結局…
そんなの嘘だ〜〜〜〜。
確かに一般ユーザー向けの情報なので勘違いした私が悪いのですが…。
結論から言えばmdm.exeを削除するとVisual Studio .NETでのデバッグが出来なくなります。私の環境ではmdm.exeは「C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\VS7Debug」にありました。確かに、この時点で怪しむべきだったのでしょうが…。私はOfficeXPは所持していませんでしたが、OfficeXPの一部であるFront Pageはインストールしていたのと、仮にVisual Studio用だとしても「どうせASP.NET用だろう」などと決め付けてしまった結果、リネームしてしまいました。
・結論
プログラマは一般的な使い方をしていない通常ではないユーザーである。
Visual Studio .NETを使うプログラマはmdm.exeを決して削除してはならない。
Windowsのチューンナップサイトでmdm.exeの削除を薦められても相手にしない。
Webスクリプトのデバッグ情報を提供するというのはmdm.exeの機能の一部であり、実際はデバッグ情報を提供するものであるようだ。
※ここに記載されている文章の信憑性はかなり低いというを理解してください。