2.6 ハッシュ法 |
今回は、同一局面の取り扱いについて解説します。
オセロでは、別の手順でも同じ局面になるということがよくあります。 |
|
図1. 2種類の虎定石の手順 |
ゲーム木にこのような局面が存在した場合、それぞれについてさらに先読みして評価するのは非効率です。 この問題は、今評価しようとしている局面がすでに評価されたものかどうかを調べることで解決されます。
これを行うための方法として、ハッシュ法があります。
|
図2. ハッシュ表のイメージ |
ハッシュ法を使う上で重要なのが、ハッシュ関数と、ハッシュ値が衝突したときの処理です。 ハッシュ関数とは、キーからハッシュ値を生成するための関数です。 ハッシュ値の衝突とは、異なるキーから同一のハッシュ値が生成されることをいいます。
ハッシュ表に登録する際に注意しなければならないのは、その局面の評価値が真の評価値であるかどうかです。 |
トップに戻る 2.5 Scout法 2.7 前向き枝刈り |