世界のVCL
世の中とは広いもんです。
日本中に便利なVCLが沢山ありますが、世界にはもっともっと沢山あります。
いままで知ってはいたけど、もったいないので少々内緒にしてたものもあります(^^;;)
ここでは私が使ってみて、とても便利だと思ったVCLを紹介します。
しかもFreeWareだけ(^0^)/
追記の雑文
Windowsのバージョンアップに伴い、というか段々便利すぎてお気軽に、かつ誰もがPCを
使えるような時代になりました。ただ「拡張子」という言葉の意味すら解らなくても使えるような
システムになってきたのは、MSの功罪?良い方向?などと考えてしまいます。
Win3.1、Win95以前の時代は、「無いものは自分で作る」ということが当たり前でしたが、最近のOSと
安価なアプリの流通は、DIYの精神を寄せ付けないような雰囲気です。
また何かアプリを作るにしても会社ぐるみで、かつ分業しないと、とても素人では太刀打ちできないような
ものが多く、日曜プログラムで何か作って遊ぼう、そんでもってNETで配ってみんなに喜んでもらえたら
うれしいな〜♪ という気持ちを削がれまくりみたいな感じがするのは、私だけ?
Delphiは1度使ったことがある人なら、その生産性の高さは感動ものの優れものです。
しかしながら超マイナー、、、
このページを書き直すために、過去のリンクを全部確認したら、半分以上がなくなっていました。
これもまあ、世の常ならしかたがないですが、私のように怠けてページの更新を怠って、そのおかげで
かろうじてページが残っているのはどんなものか、ということも考えてしまいます。
Delphiシリーズが、今後も生き残ってほしいという考えから、こんな提案をしたいのですがどうでしょう。
・価格を下げるために、素人は使わない機能を省き低価格化
DataBaseなど業務で使う方は、仕方がないとして、私みたいに全く使わない人には無駄。
WEB開発なんかも。オプションライブラリとして別途販売し、本体価格を下げてほしい。
趣味の日曜プログラムに10万払える人は、そういないでしょう。
・”使える”サンプルアプリとヘルプの充実
Delphi2010になったら、どうもHelpが無愛想。関数の定義やオプションが書いてあっても、
「で、この関数って何の時につかうの?」みたいなものが多いとおもいます。
簡単なのでいいから、mp3プレイヤーを作ってみよう!とか簡単画像加工プログラムとか
みんながもっと食いつくサンプルが欲しいですね。
昔BASICマガジンという雑誌があって、そこにサンプルゲームなどのリストが掲載されていました。
意味もわからず、とりあえず打ち込んでRUNとかすると、どんなへぽいものでも動くと、とてもうれしかった
記憶があります。
何でもお金を出せば、解決するのも悪いとは言いませんが、もう一度作る楽しみをみんなに思い出して
もらえたらいいですね〜。
先ずは、うちの子供達からか・・・・
Last UpDate 2010/5/28
LsFileExplorer28
どうもなくなっちゃったみたいですね。。。
Archive名 |
FileExpl.zip 1260kB |
Version |
2.880 |
作者名 |
Leo D. Shih <ldshih@ecn.ab.ca> |
Last updated |
Aug 2003 |
対象Delphi Version |
Delphi 3, 4, 5, 6, 7 (also for C++Builder 4 and 5) |
内容 |
TLsDirTree21,TLsDirTreeCombo28 and TLsFilelistView28 +
Demo 2 |
一次配布先 |
|
LsFileExplorer28の付属デモ画面です。
このコンポは、フォームに置くだけで簡単にエクスプローラー様のアプリが作れるビジュアルコンポーネントです。
エクスプローラーの中のもので例えると、TLsDirTreeCombo28はアドレスバー、TLsDirTree21は左側の
フォルダーツリー、TLsFilelistView28は右側のファイルリストになります。
ファイル・フォルダの指定や操作、フォルダの容量チェック、またシェルのコンテキストメニューも表示してくれます。
またリソース文字列をいろいろな国に対応させています。
今回のVer2.880から日本語がサポートされました。(^0^)/
ちなみに日本語は、私が翻訳したのでかなり怪しいです(笑)
誤訳や「こうしたほうがいいよ」という突っ込みは、私のほうまでお願いします。
また付属デモのコンパイル済みのものは、そのまま実行するとフォントの関係で文字化けします。
一度LsFileExplorer28.pasをインストールしてから、プロジェクト開き、再コンパイルするとOKです。
今回のバージョンアップは、
- Added Japanese language support.
- Added 'TNetPathDlg' for Mapping Network Drives.
- Fixed problem in TLsDirTree21 when 'Property DragDropEnabled'
set to False.
だそうです。
作者様のご好意により、このページにでも配布させてもらうことになりました。ありがたや〜(^^)
Delphi6では似たようなのが標準でありますが、こちらのほうがもっと簡単に扱えると思います。
しかも便利だし。
是非一度お試しを!!
GraphicEX
ありました!サイトが移動していましたね。
Archive名 |
GraphicEx.zip |
Version |
9.9 |
作者名 |
Mike Lischke |
Last updated |
07 May 2003 |
対象Delphi Version |
Delphi 4, 5, 6 ,7 BCB 4, 5, 6 |
内容 |
ソース一式 + Help + Demo 2 |
一次配布先 |
Delphi Gems |
これもすんごい!!
画像関係のライブラリですが、標準で扱える数がすごいです。
SGIGraphic *.bw, *.rgb, *.rgba, *.sgi images are
supported
AutodeskGraphic *.cel, *.pic images
TIFFGraphic *.tif, *.tiff images
TargaGraphic *.tga, *.vst, *.icb, *.vda, *.win images
PCXGraphic *.pcx, *.pcc, *.scr images
PCDGraphic *.pcd images
PortableMapGraphic *.ppm, *.pgm, *.pbm images
CUTGraphic *.cut (+ *.pal) images
GIFGraphic *.gif images (ただし静止画のみ。たぶん・・・)
RLAGraphic *.rla, *.rpf images
PhotoshopGraphic *.psd, *.pdd images
PaintshopProGraphic *.psp images
PortableNetworkGraphic *.png images
EPSGraphic *.eps images
インストールはパスの通ったディレクトリに解凍して置くだけです。
使い方は、とりあえずUse節にGraphicEXを追加します。
その後、こんな風にします。
procedure TMainForm.DoLoad(const
FileName: String);
var
GraphicClass: TGraphicExGraphicClass;
Graphic: TGraphic;
begin
GraphicClass := FileFormatList.GraphicFromContent(FileName);
//1
if GraphicClass = nil then Image1.Picture.LoadFromFile(FileName)
else //2
begin
Graphic := GraphicClass.Create; //3
Graphic.LoadFromFile(FileName); //4
Image1.Picture.Graphic := Graphic; //5
end;
end;
//1 渡されたFileNameが扱えるか画像かチェック
//2 GraphicClassになんか入っていればGraphicEXで扱える画像。
何にも入ってなかったらとりあえずImage1.Pictureに読み込み(^^;;)
//3 GraphicClassに入っている画像オブジェクト形式でTGraphic形式のオブジェクトを作成
//4 ファイルの読み込み
//5 フォームに貼り付けてあるImage1に代入
これだけでOKです。
ちなみにこちらはGraphicEx is published under the Mozilla Public License
(MPL).とのこと。
MPLとは、Mozilla & Netscape Public Licenses のことです。Open-Source
licenseですね。
詳しくはこちらをthe MPL homepage
画像のライセンス関係は別物ですので、ご注意を!!
復活したようですね。
今度は見れました(^^;;)
2003/10/14
GifImage
Archive名 |
gifimage.exe |
Version |
2.2 |
作者名 |
Anders Melander |
Last updated |
23-MAY-1999 |
対象Delphi Version |
Delphi 2, 3, 4 & 5, C++ Builder 3 & 4 |
内容 |
ソース一式 + Help + Demo いっぱい(^^;;) |
一次配布先 |
Torry's
Delphi Pages. |
ちと古いものみたいですが一応大丈夫です。
これはGif画像を専門に扱う非ビジュアルコンポです。
セットアップが着いてますので、これを実行するだけで簡単にインストールできます。
その後標準でTimageはGif形式の画像を扱えるようになります。
ZipMaster(DelphiZip) VerUp!!
Archive名 |
zipmaster178.zip |
Version |
1.90 |
作者名 |
DelphiProject |
Last updated |
18 April, 2010 |
対象Delphi Version |
supports D4 to D2010 |
内容 |
ソース一式 + Help + Demo |
一次配布先 |
DelphiZip ZipMaster Project Page |
Zip書庫を扱うためのフリーVCL+DLLです。
扱えるのはZipのみですが、かなり融通が利いて使いやすいVCLです。
自己解凍型ヘッダもソースで付属してます。
自前のアイコンを組み込むのもいいかも。
解凍用、圧縮用に2つのDLLが付属してますが、自由に使って良いとのことで
こっそりリソースに組み込み、無かったら吐き出して使うとかもできます。
ってHelpに書いてあったような・・・
- Zip64 (4.5) support - allows more and/or larger files
- stores UTF8 file names - supports international file names
- easier support for adding or extracting multiple streams
Indy (InterNet Direct Project) VerUp!!
Archive名 |
indy10.0.52_source.zip |
Version |
10.0.52 |
作者名 |
Indy Project |
Last updated |
|
対象Delphi Version |
Delphi 4〜 BCB 4〜6
Kylix 1,2,3
Delphi2010まで? |
内容 |
ソース一式 + Help + Demo |
一次配布先 |
The Indy Project |
インターネット・メール・FTPなど通信関連のコンポーネント群です。
ほとんど使ったことは無いですけど、定番のコンポ群ですね。
Delphi 3、C++Builder 3 を使い続けたい方は、Winshoes
7 or Internet Component Suite (ICS)のご使用をお勧めします。
との開発者のコメントがありました。
ライセンスはIndy Modified BSD License とIndy
MPL (Mozilla Public License) License の
デュアルライセンスだそうです。
最近SMTPとPOP3関係のVCL使ってみました。
とても安定していて素晴らしいと思います。
ただその他の大量にあるVCLについては、、、
全く触ってませんので分かりません(^^;;)
今回分かったのは、「ブロッキングモード」での通信、「マルチスレッド非対応」、
設定時「キャラクタコード」を指定するだけで、結構文字化けせず日本語表示ができる、の3つですね。
Delphi5付属のFastNetより、ずっと良かったですね。
正直な話。
FTPも試しました。いい感じです。
ただダウンロードページが探しづらいので、
http://www.indyproject.org/Sockets/Download/Files/Indy10.EN.aspx
上をクリックして、本文中のSource Code とある部分をクリックして、ダウンロードしてください。
良いみたいですが、でもサンプルが少ない・・・と、お嘆きのあなた!
うちのリンク集ページからMr.Xrayさんのページへおたずねください。
2010/5/28
Project Jedi VerUp!!
オープンソースのDelphi用VCL+ライブラリ群です。
上で書いたGifImageやRXribなどは、ここへ統一・組み込みになったような・・・。
JCL (The JEDI Code Library)と呼ばれる関数群と非ビジュアルクラス、JVCLという
400を超えるVCLをインストールして使えます。
これを入れるとDelphiのコンポのとこのタブがあふれてしまいます(爆)
ライセンスはMozilla Public Licence
("MPL") です。
今後も楽しみです。
2010/5/28
GExperts1.33(Stable Release) VerUp!!
Archive名 |
|
Version |
|
作者名 |
|
Last updated |
Tuesday, 25 August 2009 00:00 |
対象Delphi Version |
Delphi 5〜8,D2010 BCB 5,6 |
内容 |
ソース一式 + Help + Demo いっぱい(^^;;) |
一次配布先 |
http://www.gexperts.org/ |
DelphiのIDEを拡張するツールです。
エディタ、IDEの機能拡張やIDE内からGrep検索が可能になるなど、かなりお便利です。
ただし日本語は非対応なので、自前で調整しなくてはならないです(TT)
2010/5/28
便利なコンポーネントがどうしても欲しいあなたへ!!
以前はDelphian WorldやNiftyのFdelphiなど、いろいろなVCLを配布している日本語のページが
存在しました。現在は大分寂しいのが現状です。世界的にも関係サイトが減っているのは事実です。
昔Delphiをはじめた頃は、DSP(Delphi Super Page)というのがあって、先ずはここに行け!
でしたが、すでに閉鎖されています。
未だにいろいろ探せるのはTorry'sDelphiPageぐらいではないでしょうか。
しかしながらここもD2〜D8ぐらいまではぼちぼちで、2005以降のものもありますが、少ないようです。
Delphiの売れ行きを表しているものと感じてしまいます。
とりあえずは、Torry'sDelphiPagesに行ってみましょう!
希望のものがなかったら、あきらめて自分で作ってしまいましょう!!(自爆)
ある程度のことは、大抵なんとかなるもんです。
才能はなくとも根性さえあれば・・・ <-- まさに自分のことですな。根性もあやしいが、そう信じたい。
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