2015年問題

 そういえば、今年は何年?とコンピュータに聞いても西暦の下二桁しか返さないという事象があった。みなさまそれを西暦4ケタに解釈するロジックをそれぞれに組み合わせてきたが、その中には「50を境に頭に20を付けたり、19をつけたり」するのもあったように記憶している。つまり50が返ってきた→1950年と解釈。49が返ってきた→1949年と解釈。

 そういえば、住宅ローンでフラット35というお得な商品があったのだ。え、住宅ローンの固定金利が上がる?駆け込み需要があったかも。35ってのは、ローンの期間が35年認められるなんてことじゃあるまいよね。もしそうだとすると今年借りると満期日は2050年。

 いやあ、year関数の戻り値に融資期間の35年を足して50とし、それから西暦の上二桁を追加する、なんてロジックを持っている奴なんていないよねえ。いくら2000年問題対応とあわてて修正したものとはいえ。

 怖いのは引き算なんだな。2000年問題が流行っていた時、満期は2000年過ぎているのが普通だったから、足し算では気が付いてないわけないんだよ。
 私の作ったプログラム、2000年問題チェッカーだと引き算も否応なくチェックできるようになっておったのですが「こんなもん使っていいと思っているのか」と廃棄させた元上司は引退してますからなあ。文句の持っていきようがないですわ。

2000年問題を笑い飛ばす、目次
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