サッカーのワールドカップが始まった。盛り上がっているのはいいが、FIFAの不手際が目立っているため、かえってサッカー全体に対するイメージが悪くなるんじゃないかなあと危惧している。社員十数人という会社にチケット印刷を依頼して、遅れに遅れたり(利権のためのペーパーカンパニーであっても、ペーパーの印刷くらいはできるだろうに)。
チケット転売は不可、と言っておいて直前に撤回したり。売れ残り分をインターネットで売り出して揉めたり。おかげでインターネットカフェは大賑わいのようだ。
そうだとはじめから言ってくれれば、世界に冠たるモバイル大国の日本、売れ残りの携帯情報端末とかをプリペイド式にして用意し、会場周辺で売りさばくのに、と思っている方々も多いかもしれない。モバイルで手軽にチケット予約、これでこそ日本で開催した価値があるというものだ。こんなことが続くと、サッカーっていい加減だなあ、ルールは17条しかないし、そういえばトルシエもあれだし、と感じるのがむしろ普通であろう。
テレビ放映権料を吹っかけて、あまりの高値に落札した会社がつぶれたことは笑いたくとも笑えない。代金を払えない会社に落札させたなんて、いわば公共事業を工事ができない会社に落札させたようなもの。悪名高い日本の政治家でもそれはやらないよ。
「ワールドカップ」の呼称を使うのに料金を徴収して、試合の行われる地元すらで独自に盛り上げイベントが行えないようにする一方、金さえ払えば全然関係ない商品でも公式グッズになるというのも違和感。
まあ、ワールドカップ公式ティッシュペーパーでデルピエロが鼻をかんでいるシーンは想像できるが、公式日本酒をジダンが無理やり飲まされているとすれば、コンディション調整は大丈夫なのだろうか。そうか、それで肉離れを起こしたのかな。あるいはコマーシャルの関係でカップヌードルを食べさせられているから?いかにも健康には悪そうだ
。(一度聞いてみたいのだが、「ジダンが地団駄」という駄洒落を作ってCMにした関係者は、本当にそれを面白いと思っているのだろうか。)公式グッズだからといってもロゴが入っているだけで実際には使われていなさそうなのも多い。では公式グッズを実際に選手や大会関係者が使っていなかったりすると、何をもって公式グッズとしているのか、その根拠が見当たらない。
つまり、ここまでこられると、次の疑問が生ずるのだ。「FIFAワールドカップ」というのは「大会名」なのか「商標名」なのか?
元々は大会名、であるはず。大会「公式時計」ならば、素直に大会名と感じられる。試合時間を計る時計は公平を期すため統一したほうがいい。時計会社にとっても名誉なことだろう。
トイレットペーパーあたりで微妙になる。会場やプレスセンターのトイレに提供する代わりにロゴマークの使用を認める、は理解できる。ただし、実用品であるだけにそれ以外のトイレットペーパーが会場で使われていれば、これは只の商標であろう。で、当初のいいかげんなチケット問題などを見ていると、FIFAが行っている業務のうえでワールドカップ大会の運営、よりもワールドカップの商標管理の方がよほどうまくいっているように思われるのだ。(マイクロソフトがライセンス管理会社であるように、FIFAもライセンス管理組織なのか?)
となると、理論的にはFIFAワールドカップの商標を冠したサッカー大会も考えられなくはない。FIFAワールドカップ公式○○村サッカー大会。。。さて、これはFIFAワールドカップ○○村大会と呼んでいいのだろうか。
ベルギー飲んで、日本代表を応援しよう!
というベルギービールの広告があっても良さそうなもんだが。。。輸入元への気兼ねかな?あるいはベルギービールの業界団体がないとか。
かつてぼろぼろにけなしてしまったトルシエ監督だが、功績がないわけでもない。
「サッカーにポジションがあるという知識を日本人に浸透させた」
ただしそのポジション名をおおむね前から言うと次のようになる。「ウィング」という呼称は、カズと共に日の目を見なくなったようだ。
- フォワード
- 司令塔(ナカタ、とも呼ばれる)
- 左サイド、右サイド
- ボランチ
- フラットスリー
- ゴールキーパー
と、ここまでは冷静だったのだが、広告ネタ、目次へ
キーパーのどあほ!後半27分くらいのあのプレイはなんじゃ。せっかく1点リードして、右サイドで時間をダラダラ使っていたのに、自分がかっこよくボールを取ったものだから、相手が回りに群れているにもかかわらず、すばやくボールを投げて、結局ボールを押し上げることができないまま、1点取り返されてしまった。まぬけ。
あーゆーときは、蹴るぞとゼスチャーをして、一度流れを切って、相手を後ろに戻して、時間も使う、と小学校で習わなかったか?