おそらく関東ローカルの伝統と思うが広告ネタ、目次へ
「卒ディズ」
というのがある。小学生が卒業記念に友達同士誘い合わせてディズニーランドにゆくというものだ。
(中学になると同じような行事でも名称が変わるに違いない。「ディズニー」を「ディズ」と略すのに抵抗が出てくるからだ。英語では「Disney」が「Dis」、あれ「ディス」と語尾が濁らないのでは?と悩むはずだからね。)実に良い伝統だと思う。おそらく彼らが初めて自分たちで行う「リスク管理」だからだ。
こういうのは計画するのも楽しいのだが、ディスニーランドというキーワードは小学生の頭にも身に染みたリスク対処の必要性を降臨させる。「ディズニーランドは混んでいる。」
楽しいイベントだが一筋縄ではいかない。この意識が芽生えた時、子供たちは各種の対処を情報と経験に基づいて検討開始するのである。まずは何日に行くか。ガキはパソコンの前に座って予想混雑状況をチェックし始めた。
卒業式が終わって、終業式までがねらい目かも。うーんそれでも混みそうだ。みな考えることは一緒か。むしろ3月なら三連休の方がいいかも。ここで一言入れてやる「おーい。中学受験の子は学校説明会とかがそういう日に入るぞ。」なるほど、と納得していた。
窓口で当日入場券に切り替えなくていい方法があったなあ。ご飯食べるのどこが空いてたっけ。行きたい日にお目当てのアトラクションが中止になっていると辛いなあ。まずここに並んで、その間に2人がファストパスを取りに走って。メンバーは奇数だから座席配置はどうするかなあ。ハニーハントは一度に座れそうだ。まずはどこで待ち合わせしてどの電車で行く?
多少は形になってきたようだ。さて、最後に気が付くであろう最大の問題点「おこづかいが足りない」については、計画の完成度が確認できれば、多少甘やかしてもいいかな、と思っている。