乗換通路の階段で、スーツケースを一段ずつ持ち上げている年配女性を見た。手を貸すとウィルスが移るという懸念を与えるかもしれないからと自重した。広告ネタ、目次へ白い杖をついた人に手を貸すというのも当分やっていない。「ウィルスが懸念される」という理由で断るわけにはいかない相手の気持ちを思いやってのことだ。
そんなふうに常日頃から気にかけるようにしているのに、なんということでしょう。
地下鉄の車内で忘れ物のカバンを見つけたので、周りに確認したのち急いで降り、駅員ところにもっていってしまった。
不注意だった。把手にウィルスが付着していたかもしれないのに。
他人のことばかり考えて、自分のことを注意するのを忘れていたわけだ。情けは人の為ならず。逆に自分中心主義は自分のためではない。
小池都知事も「自分守りつつ うつさない意識を」と推奨している。