リング付きクリップボード

 バイトで立ったまま紙をみて云々、ということをするそうだ。
 そこでクリップボードが活躍する。挟んでいると紙が固定されて見やすいからね。

 ところがクリップボードを持ちっぱなしも大変だろう、と思って100円ショップに行き、
「スマホリング」とか「バンカーリング」とかいうものを買った。
 スマホやタブレットの後ろにつけて指を通せば落ちにくい、という、まあ、よくあるやつだ。
 これをクリップボードの裏に貼れば落ちにくい、というか持ちやすい。

 とてもありふれてそうな工夫だし、何をいまさら感は無きにしも非ず。なにしろクリップボード持って立ってゐる、なんて?今時タブレットでしょう、という感想が出てくるのがむしろ当然である。(ただしこの手の感想はあとで不適当だったと判明するものだ。)
 が、そうか?教育現場を中心に紙はまだまだ残っている。生徒に渡すプリントが紙だからね。また作業現場を回ってのチェックリスト、なんぞも紙が多いだろう。iPadがトレンドというのは認めるが、じゃあいちいちアプリを作るの?コンパイルにはMac必須なんだけど買ってますか?

 というわけで結構便利な工夫じゃないかという気になった。
 まあ、誰でも考えつきそうだし・・・(検索)・・・(キーワードを変えて検索)・・・。  前例がない。

 いまならリングの貼られたクリップボードに自分で名前が付けられそうだ。
 うちの子のバイト先の名前が付くかもしれないな。
 その程度にバイトの工夫を吸い上げてくれて、宣伝効果も考えて名前を付けるくらいの会社であれば、喜んで命名権を譲ります。

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