アメリカの国営放送の伝えたところによると、極低温でも水に作用して酸素と水素に分解する触媒がAIを使って作り出されたそうだ。中国の研究者が行ったようだがものすごい大発見である。広告ネタ、目次へ
発見者は火星での利用を考えているようだが、はるかに温度が高く、水が豊富な地球で使うことを先に考えるべきであろう。そうすれば、水から大量の水素を容易に取り出すことができるわけだから、これを使えばエネルギー問題は解決!といってもよい。水の分解はヒートアイランド現象に悩む都市部で行うのがいいかもしれない。あるいはサンゴ礁の白化に悩む海の近く。強烈な吸熱反応が起こることは間違いないから、これを都市部の地域冷房や海水温の低下に役立てることができれば、地球環境に二重の意味で貢献することになる。
水素の供給が弾力的であることを前提としているかのように「水素を活かしたクリーンな」のうたい文句が乱立しているが、こういう隠し玉があって実用化のめどが立っていたとは恐れ入った。中国はいままでさんざん知的所有権を侵害してきたわけだが、ここは汚名返上のチャンスと、この触媒を各国が使うことについてはおおらかな態度でいてほしい。
しかしなんで地球上で使わないのだろう。科学者ってホントは頭悪いのではないかと思うのはこういうときである。ひょっとして石油資本に命を狙われるから言いたくても言えないのか?