Linuxの企業ユーザー普及

 今年は、日本の企業ユーザーにLinuxが爆発的に普及する年になるかと思われますが、それはまず新カーネル2.2を搭載した「LiveLinux」によってでしょう。
 企業の意志決定者の中にはWindowsNTを入れるのが好きなひとが多いようです。しかし、NTハードディスクをNTFSでフォーマットしたが最後、なんらかの事情で起動不能に陥るとデータは永久にあきらめる羽目に陥ります。WindowsNTのプリインストールマシンのディスクがセキュリティがないに等しいFATでフォーマットされている理由はここにあるようです。
 しかし、NTFSをサポートするLinux2.2がCD-ROMからブートできるとなれば、事情が違ってきます。Linuxのツールを使って、NTFSのボリュームをリカバリーすることが出来ます。で、そういった「NTリカバリー用としてLinuxを導入する」という限定された目的でなら、Linuxに不安を感じていても、まあ最近騒がれているやつで気になっていたし、ということで採用を公式に決定するのにさほど抵抗はないでしょう。
 ここでユーティリティベンダーがLinuxで動くNTFSのディスクリカバリーツールを開発し、LiveLinuxにバンドルしてくれればいい機会なんですがね。
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