ドットネット構想の試練

 明けましておめでとうございます。といってもこれはユダヤ暦の話。9月28日から新しい年なのだそうです。
 聖書の暗号から「(ユダヤ暦)2000年、関東地方に大地震!?」と書いていたWebページ、早速リンクが切れていますね。素早いものです。聖書の暗号から読みとれるのは「関東で地震」という言葉と、ユダヤ暦2000年という年号が交差しているということだけですから、必ずしも予言が外れたというわけではないのですが、謙虚ですこと。三宅島のことだと言っておけばいいのに。何か思い出しますね、83年だったかな、相楽さんという人が「富士山が噴火」と言っていた件。伊豆大島三原山のことだと言い張れなくはなかったんですが。
 結構心配性の当方は、地震保険に加入し、駅前のハトに気を配っておりました。知人の話では阪神大震災の前日、尼崎神社のハトが一羽もいなくなっていたということですから。

 ちなみに某メガバンク系金融持ち株会社は29日スタートだそうです。もし1日ずれていれば「ユダヤ暦元旦に合わせて営業開始、これはやはりフリーメーソンの意向が働いているに違いない。金融再編はユダヤの陰謀だ」という本を書く人が出てきたかもしれない。でも正月二日は「初荷」なんとか関連をつける余地は残されています。
 さっき調べたら東証上場は28日だった。うん、営業開始は29日であるにもかかわらず、株式はユダヤ暦元旦に公開された。これこそ、日本の金融界を支配して利益をあげようというユダヤの陰謀の何よりの証拠。宇野さんあたりが書きそうですね。

 さて、本題。「ドットネット」という会社、日本にありますね。マイクロソフトが「ドットネット構想」というのを発表していますが、商標登録に引っかからないのでしょうか。
 マイクロソフトのことですから例によってこの会社に「商標権を1000ドルで売れ」と言うかもしれませんね。韓国の文具メーカーにWindowsの商標を1000ドルで売れ、と言ったのは有名ですから。

 私は商標に関してはいろいろ大手の揚げ足を(例えばUNIXは日本ではマランツのアンプを指すだとか)とっているが、たまには趣向を変えてマイクロソフトの味方もしよう。
 マイクロソフトは円谷プロを買収すべし。
 そしてmozilaは当社の商標を侵害している。証拠はイースターエッグにでてくる怪獣だ。明らかにゴジラを意識している。したがってmozilaは無効だ、mozila.orgも閉鎖すべきだ。と騒ぎ立てる。でもって、閉鎖中にGeckoエンジンを使ったブラウザを知らぬ顔して出してしまう。
 Spygrassに技術料を払って作ったInternetExplorerをタダでばらまくよりも安上がりかもしれません。

 しかしなあ、NetscapeのBrown Orificeとかいうセキュリティホールのせいで、ともかくは安全だろうと思われていたNetscapeNavigatorも当てにならなくなった。日経BPのサイトでは《対処方法としては,Java2 Plug-inを使用する》というものが紹介されているが、ためしてみてもこれで穴がふさがった様子はない。
 かくして日本語でWebブラウザを使うとき、最も高機能かつ安全で安定している選択肢は今さらながらOS/2+Netscapeということになってしまった。ということは「ネットサーフィンと電子メールがやりたい」というありがちな初心者には「ワープを使え」とささやくのが正しいことになる。確かに重いといわれていたOS/2も、今のWindowsと比べればむしろ軽い。価格も安い。販促にはいい時期かもしれない。しかし、山口智子さんという重要なファクターが抜けているのが致命的かも。
 NECの中山美穂以前に、同性からも強力な支持を受けていた女性というと、やっぱり彼女でしょう。あの人をThinkPadの広告にも投入していれば、とIBMの宣伝部長は悔し涙を流しているに違いありません。
 ちなみに私はOS/2に入れ込んでいた時期があり、部屋には2.11、Warp、WarpConnect、Warp4が転がっております。

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