夏休み特集!!箱根越えロープウェイ改善案

 箱根ゴールデンコースのロープウェイは観光用としては日本最大級で、長さが4キロほど、ゴンドラの数が80台近くあるらしい。
 これが近々リニューアルされ、日本で最初のタイプになるらしい。要するにゴンドラを支えるケーブルが2本になるということだと後で知ったが、最初に連想したのは別のことである。
 ゴンドラをLAN構成にするのかなあ。。。つまりゴンドラ1台1台にモーターを持たせて動かすのかなということである。
 ロープウェイのゴンドラは自らモーターを持つことなく、ケーブルに引っ張られて動く。これが汎用機の集中処理に見えたのですな。そんなわけで、何もしなければ常時低速で動いている。だから駅では一度ゴンドラを減速/静止させなければならないわけで、これが結構大変なのでは、と想像してしまった。となると、おのおののゴンドラにモーターをつけて制御すればその辺がとても楽になる。おー、分散処理とはこういうことか、と連想したわけである。

 ところが、これを運用に乗せると、悪夢であります。今までは、大型のモーターをメンテすればよかったのが、一台一台をメンテしなければならない。監視も同じ、各ゴンドラが自らをチェックし、状態を送信する。監視する人の労力は否が応でも増える。

 最悪なのは故障したとき。確かにおのおのがモーターを持っていると止まるのは1台だけだから他は動く。大型モーターが故障すると全部のゴンドラが停止する。とするとモーターを各ゴンドラに持たせると半分くらいのゴンドラは駅まで回送できるかもしれない。ひょっとしてうまくいくかもしれない。
 でも故障頻度を考えてみてくれたまえ。仮に1パーセントとして、大型モーターで動かした場合停止する頻度は、年に3.6日。各ゴンドラに分散させた場合停止する頻度は、年280日。止まって当たり前である。しかも通常、大型モーターの方が信頼性は高い。更には大型モーターは駅に据え付けであるから、故障時にはすぐに駆けつけられる。しかし、分散させると空中にあるモーターを修理しにゆく羽目になる。悪夢だー。
 そこまでゆかずとも、1台1台がモーターを持つというのは故障の時大変である。高速道路も故障車1台で麻痺する。
 極端な例に聞こえるかい?でも、コンピュータを例にとったとしても分散処理のアーキテクチャーはこれと同じ問題を持っているはずだけどね。しかもゴンドラはWindowsNTとAT互換機で動いているんだぞ。

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