パソコンを父親向けにセッティング(その5)

 ニョーボの父親が仕事で使っているソフト、バージョンアップの結果、ついにWindowsMeでは動作保証外になってしまった。仕方ない、パソコン買い換えよう。
 当初はWindowsXPの型落ちを、と思っていたが、ハードウェア担当のニョーボの「今後、WindowsXPの解説書とかが入手困難となることが予想されるのでVistaにするべきである」と意見に従い、Vistaとすることに決定した。
 更に快適に使おうとするとメモリ2GBは必要なようなので、店頭にあるのを買って相性問題を気にしながらメモリ増設するよりも、オーダーメードしてしまえ、ということに決定。で、DELLのサイトでオーダー。その結果、デュアルコア、メモリ2GBという化け物じみたスペックのパソコンになってしまった。起動前のメモリチェックだけで15分くらいかかりそうだ。
 Vista自体が安定していないため、WindowsUpdateの必要性は比重を増した。またウィルス対策ソフトのパターンファイル巨大化に対応して、ADSLによる常時接続も決定。価格が安くなったので、電話代を考えると常時接続の方が安い。(本来、ネットワーク担当のニョーボ弟に相談が必要だが、連絡がつかなかったので、こちらで決定。)

 というわけで超ド級マシンがやってきた。正直これほどのスペックのマシンが普通に要求されるというのは異常としか思えない。ああ、これにNeXTSTEP for IntelProcessorが載ればどんなに、、、。当然のことながらセットアップ&ソフトインストールはボクの担当ね。その間3才の子どもの面倒を見てもらう。

 ADSLモデムの繋ぎ方が我が家と違ったりして、少々トラブルはあったがとりあえず動くようになった。アピール度が高いのはディスプレイのサイズ。15インチ→19インチ。しかしこれほどのスペックを持ってしてもDVDを再生すると、カクカクした動き。Windows Media Centerがボロボロに言われるはずだ。適当に設定をいじって、まともな動きに。
 もう一つ印象がつよいもの。「パソコンは将棋が強くなった」。これは、ソフトが進化してきたということだけど。「一手間違えるともう取り返しが付かない」ようになったそうな。

 しかし、これWindows Vista Homeなんだが、、、ホントに家庭用?プロ用だろう。メッセージを見る限り、専門用語に通暁し、かつ「ファイル名を見て判断」できることが必須となっている。確かに今までも鬱陶しいメッセージは出ていた。さんざん確認を求められてきた。でもそれは「確認」だったのだ。「あなたの操作はこのURLに接続することを求めていますが大丈夫ですか?」「あなたの開こうとしたファイルはマクロを含んでますけどマクロを実行しますか?」一応、ユーザーの操作がもたらすユーザーが意図しないかもしれない動きを解説して、確認を求めていた。
 ところが、今回は「ドライバxxxx.DLLは不整合をもたらす可能性があるので、ロードされませんでした。解決策は自分で見つけて下さい。」(オイ、プレインストールソフトだぞ。仲のよいはずのDELLのマシンでこれか?)
 プログラムを起動すると聞いてくる「あなたが開始した操作である場合は、続行してください」。形式的には「確認」だが、判断である。このメッセージで聞いてくるのは「実行するナマのファイル名」であって「アプリケーション名称」ではないからだ。
 WindowsUpdateをしようとしてWindows Anytime Upgradeをやってしまった人、いるんじゃないかな。どうやらオンラインでアップグレートが申し込めるらしい。しかし名称が紛らわしい。スタートメニューからWindowsUpdateも出ないからこちらを叩いてしまって、「最近はWindowsUpdateにも金を取るようになったのか、Microsoftらしい」。と「判断」してしまう人間がいることは当然想定できるだろう。

 というわけで一般人向け(あるいはプロでも気楽に使いたい場合)のOSが無くなってしまった。Windows95の時代はよかったなあ。せめてOS/2 Warpが使えればなあ。というところでrest of usは再びマッキントッシュに目を向けるわけでありました。2003年に、マックは当初の精神を失った、と言ったけどね。もう一回拾い上げないと。
 その時は、マックを「顧客管理」に使っている、という広告をとりあげて、マックはいつから人を管理する道具になったんだ!と評したわけだけど、こんな言い方どうでしょ。「マックを顧客管理に使おうとしてお客さんのデータを打ち込んでいたんですが、お客さんがだんだん友達のように思えてきたんです。」


 と、アップルに期待するようなことを書いたが、iPodを見る限り「どんどんわるくなっている」。購入時にはFirewire(IEEE1394)で転送できたはずが「サポートされていません。USBでやってください。」逆にUSBでは充電できなくなった。ではファームウェアがよくなったかというと、そうでもない。何曲か続けて再生していると、出だしの数秒後に音が消えることがある、という問題点は相変わらず。(WAVないしAIFFで取り込んで使っています。要するに大容量のマルチメディアファイルを読み込んだときに、インプットキューが対応できないというWin95のような問題を持っているということだろう。)
 iPod2006はWin95だ!
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