お金をかけない、夏のPC節電策

 冷房の温度設定変更により暑くなりそうだが、それについては空調服で克服している。
 社内では単に受けているだけだが、そのうち買いたくなる人が出るかもしれない。
 そのうち「空調服でやせる」なんて効果でも発見しますか。きっとバカ売れするぞ。

 それ以外の電力消費を減らす方法について適当に考慮中である。
 仕事の分担上、必然的にパソコン関係になる。
 何のことはない。パソコンのフタ閉めたらスタンバイになるように設定して、使ってないときはフタ閉めましょ、ということを考えた。最近のパソコンはバックライトがLEDになったので、単にモニターの電源を切るだけでは節電効果が薄いのだ。
 ところがスタンバイにするとまずいことが一つある。LANが切れてしまうので、例えばエクスプローラーを再度立ち上げて、ネットワークドライブにアクセスに行かないと復帰後の動作が妙なのだ。
 仕方ないかなと思っていたら、どうやらネットワークカードのプロパティで回避できるらしい。「ローカルエリア接続のプロパティ」で[構成]ボタンをクリックして表示されるウィンドウで「電源の管理」タブを選択「電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外す。

 これで離席時および使わないときにはフタを閉めてスタンバイモードに移行する。机の上に複数台のパソコンが乗っかっているときは1台除いてフタ閉めておけばそれなりの節電が期待できる。さて、いくらになるか計算・・・あっ、そんなもんね。まあいいか。

 今年の夏定番の「ピーク時はバッテリーで駆動する」。手持ちのPCはソフトでサポートしてくれないので、手動でやらないといけない。でも、いったいどれくらい電池が持つんだろう。カタログスペックは信用できない。
 稼動時間の測定法はJEITAが規定しているが、これがかなり甘いのだ。

  1. ハードディスクに収めた320×240のMPEG1の動画ファイルを再生できる時間(音量ゼロ)
    画面輝度20cd(普通は300cdくらいで使う。)
     と
  2. 画面輝度最低で、放置していたときに電源が切れるまでの時間。
の平均らしい。
 ようするに「実際に作業しなければこれくらいもつよ」ということだ。
 バッテリーの経年劣化もあるし、、、と自分で測定することを考えた。
 そこでMS-Excelでマクロを書いた。 というものだ。CPUの負荷は、まあコアの1つを占有する程度。GPUはあまり使わない。
だいたい1分ごとにディスクアクセスにも行く。
 これを充電100%からバッテリー駆動で回し、スタンバイに入ったところで、ワークブックを開いて何分がんばれたか測定。マージンを考えると、まあ1時間は間違いないってとこかな、という結論が出た。安心できるというのはいいことだ。

 なわけで、安心して(自信を持って)電力/ピーク電力削減策を作ることが出来た。問題は似たようなことを考えている人が多いだろうから、その人たちの顔を潰さないことである。
 大丈夫みたいだ。結構僕はアテにされていた。安心とはいいことだ。

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