災害時にはサイトを軽くしよう

 不本意ながら地震には慣れてきた。しかしみなさん「あの日の」独特の揺れ方は体が覚えているようだ。(あれがいきなり「あ、東北だ」と分かった人間もいたが。)  だから12月7日の揺れは結構ビビっていた。NHKアナウンサーの絶叫もあって一斉にニュースサイトへのアクセスが集中した。
 左大臣を自認する当方も急に偉そうに「まずはけが人がいないって確認だろう」「一人出先に行ってなかったか?安否確認だってことで電話入れといてやれよ。心細いと思うぜ」などと指示したりなんかして。(3.11には腰を抜かしていた奴に「課長いないんだから、お前が指揮しなきゃダメだろ!」活を入れたりしていた。)

 場合によってはコンビニ買いだし隊派遣だな、と乗換案内のサイトにアクセス。以前も書いたが電車の運行状況はここが一番早い。各ユーザーの投稿だからね。その分ムラもあるが。なるほど、京葉線はとっとと停止か、リロードしているうちあっという間に重くなった。そりゃ皆さん参考にするわな。ニュースサイトも同じだろう。
 ブラウザがどんなに軽かろうが、サーバーが重ければ反応は必然的に重い。でもさ、

緊急時はサーバー側で配信する情報を絞って、早い話がテキストベースにしてやれば、いいじゃないか。
 可能かどうかだが、可能だ。サーバーから配信される情報が何であろうとテキストベースにして表示するブラウザというのは存在する。フレームとか使うと難しいが、いつものコンテンツをリアルタイムでテキストベースにして送ることは可能であろう。
 バナーを始めとする画像/FLASHベースの広告を消してしまうのでスポンサーの理解が得られない?可能だ。3.11のあと暫くの間、スポンサーは広告を差し止めて公共広告機構のCFに差し替えたではないか。
 こうしてネット全体に流れるデータ量も減る。その分メールもよく流れるだろう。ネットがインフラとなった以上、交通規制は当然のことだ。

 問題はテキストエディタに見せかけたWebブラウザが最近アップデートされていないので最新のWebページをテキストベースに編集するノウハウが溜まっていないおそれがあることだろう。大阪市役所なんか、各職員が堂々と勤務時間中にブラウザ立ち上げているだろうしな。市長が勤務時間中に国政選挙の宣伝のツィッターを連発しているんだ。  職員がネットサーフィンをしていても文句が言えるわけがないだろう。滋賀県庁もそうだろうな。

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