交通標語は上のとおりであるが、どうしてそうなったのか?社会問題ネタ、目次へ
いかにもエッセイストがネタに困ると取り上げそうな話題である。いろいろなところで聞いた話を総合すると。。。
昔は車も人も左を歩いていたそうな。ところが日本が太平洋戦争に負けると、GHQが合衆国を見習って車も人も右を歩くようにと指導したらしい。車の走路を変えるのは大変だから暫定対応で人だけ右を歩くようにしますということで、今のような状態になったという話がある。
大宅世継や夏山茂樹が周りにいない身としては確認のしようがない。うちのばあさんは車も走っていなかった田舎の出身なので当てにはならないし。ではなんで当初は左側通行だったか、
武士が歩き回っていたころは、刀の柄が対向者とぶつからないよう左側通行であったらしい。
あるいは心臓を守るという理由で、対向者に右側を向けるのが本能だという説もある。エッセイであれば、結論を出さないままこの辺で終えるのがマナーらしいが、最近ネタ切れのはりせんかましとしては、ええい、結論出しちまえ。
気がついたのは、歩行者天国となるとみなさん左側通行になることである。小学生の時から車は左、人は右、と言われているにもかかわらずだ。まさかGHQへの反発?帯刀していた頃への郷愁?心臓をガードするというのは分かるなあ。
GHQへの反発をするにしては、皆さん合衆国文化を広く受け入れている。ルイセンコ学説が正しかったとしても、元武士の人口がそんなに多かったわけはない。
かくして私の説。人間は右足利きが多い。従って、右足の方がストライドが大きくなる。よってまっすぐ歩いたつもりでも左側に寄ってしまい、結果として人間歩くと総体では左による。つまり左側通行になる。
おお、日本古来の左側通行が生理的に正しいという結論が出た。
しかし疑問が残る。ではなぜ、合衆国は右側通行なのだろうか。
合衆国の歩行者天国では、みなさんどっち側を歩いているのだろうか。
知っている方がおられましたら教えてください。