あちこちで話題が沸騰しているはずなのだ。社会問題ネタ、目次へ
東京では温泉を汲み上げる際、メタンガスがでており、それが野放しだったため死者まで出た件。(しかし通行人が巻き込まれて意識不明というのは?よく独りだけで済んだなあ。あるいはよほど運が悪かったか、何らかの理由で施設のすぐ脇にいたか。)
例えば、メタン放出源の横に日本最大の圧縮空気蓄積所がある場合など、爆発が想像を絶する規模に増幅される恐れが大である。最近遊園地では絶叫マシンが流行らなくなったようだが、十分ホラーである。(言うまでもなく、後楽園の温泉施設「ラクーア」と東京ドーム、旧後楽園ゆうえんちを指している。)
しかし、遊びに来てスリルを味わう分にはまだ良い。否応なく勤務地になっている場合はどうなるのだろう。雇用主としては危険手当の支給を真剣に検討すべきだろう。ちょっと気になったのは「大江戸温泉物語」。10年限定の施設だから天然ガス処分施設にカネを掛けているはずがない。まあ、埋め立て地の端っこ。爆発しても大した被害は出そうもないのだが、隣のテレコムセンターだけは問題が波及するかもしれない。で、テレコムセンターのテナントを見てみると・・・ああ、ソフトバンク、いかにもリスクには鈍感そうなところだ・な・あ、、、え?、、おお!皆さん「東棟」に入居して「西棟」はガラガラ。つまり、大江戸温泉物語が爆発しても直接被害が及ばない方に入居しているということか。なかなかやるじゃないか>ソフトバンク。
まあ、大江戸温泉物語が対策をとって、それが今後決まる監督官庁のお墨付きを受けるまで西棟はガラガラということだけは判明した(入るところがあるわけがない)。とりあえず科学未来館に子どもを連れて行くときは、船の科学館駅を使うことにしよう。当方、なかなかの温泉好きで、東京の温泉はだいたい制覇したつもりなのだが、こういうリスクと隣り合わせであったこと、今となっては背筋が寒い。安全なのは深度が低いところ。大井町の宮城湯や浅草の蛇骨湯あたりか?どちらもいい湯です。宮城湯は男湯と女湯が毎日交代だそうですが、露天風呂のある方に当たった日は新幹線に手を振ることができるという爽快なロケーションです。蛇骨湯もせまっこいですが露天風呂があります。カランのお湯まで温泉です。泉質は私の知る限り、東京のベスト3にはいるので、まあ、いいか。温泉銭湯自体減ってるしね。
しかしなあ、東京の温泉、一般に温度が低く(大江戸東山温泉〜廃業〜の39度が最高くらいか?)、沸かし直しがいるから、必ず火を使っている。メタンガスをお湯から分離しないとに引火してドカン!は結構起こりやすいハズなのだ。まてよ、ここで沸かし直しの燃料としてメタンガスを使えばいいんだ。ならば燃料節約のために分離装置を整備する誘因が働く。つまり、温泉からメタンガスが出てくる問題は、温泉権を認めた地権者に、メタンガスの採掘利用権も認めれば比較的容易に解決するということだ。