ギャンブル依存症が新たに精神疾患として認定されたそうな社会問題ネタ、目次へ
本人もやめなきゃと強く自覚しているのだが、どうしてもやめられないという病気なんだそうな。
なんか刺激に対する脳の動きまで違ってくるとか。何となく不愉快である。というのは、病気として認定されると、例の「ご理解とご協力を」というフレーズで異常者が過分に保護されるからである。(精神疾患=精神異常とすることに抵抗する人でも、ギャンブルに金をつぎ込んで一千万円以上の借金をしている人を、まさか正常とは言うまいね。)
たとえ半身不随でも、一生懸命仕事している人なら、いて迷惑とは思わない。しかしながら新型うつとかで仕事しないのが正当化されて、怒った方が悪者にされたような例を知っていると、新型うつの人の方に責任があるのにさあ、と思う。でも精神疾患だからと保護されていることを考えると、ギャンブル依存症人も精神疾患と認定された以上、金の無心を断った人が非難されるようになるのも時間の問題だろう。
だからあえて精神疾患なんて言わず、いや言ったとしても「異常だ」「迷惑だ」「とっととやめろ」と「忠告」することを制限しないように運用してほしいものだ。ギャンブル依存症のどこがたちが悪いかというと「金の浪費」という不可逆のものに周囲を巻き込むからである。半身不随は、座席位置を考慮してあげて、かつ封筒に入った書類を渡すときは中身を半分出しておけばさほどの問題はなかった。怠け病は無視していれば済む。だたしギャンブル依存は金を浪費するのである。もっとも日本では公営を除きギャンブルはありえないので、競馬・競輪の投票権を買う時には身分証明書をチェックして、売らない、という対策をとれば十分なはずである。なお、なぜか宝くじにはまってギャンブル依存症という例はないようだ。
ただし不思議なことに「パチンコ」とやらでギャンブル依存になる例がとても多いらしい。どうやら景品を換金するのが合法とか。(脱法ハーブみたいに「危険遊戯」とでも名前付けろよな。)しかし、ここに大きな課税をする余地もあるということだ。
つまり、パチンコ税を創設して、これをギャンブル依存症脱却の目的税とすればよいわけだ。ギャンブル依存症から足を洗うなら、借金を払ってあげる、そのために必要な金額はパチンコ業界に割り振る、ということだ。(だから税額は翌年まで分からないのよ。変だって?なに、国民年金と一緒だ。必要な額を後から付加する。)パチンコ業界も猛反発するにはあたらない。というのは依存症患者が自分ところにつぎ込んでくれた額を超えることはないからだ。結局自分ところに(時間の差は逆転するが)帰ってきているわけだし。
そしてこの依存症患者を作らないセーフティーネットがあれば、パチンコ業界がつぶれるということはないから、警視総監をはじめとする天下り先も引き続き確保できる。
うん。誰も損しない、画期的な仕組みだね。こんな感じで依存症が減れば、多少はパチンコ業界の売り上げは減るだろうが、その分パチンコ税も自動的に減るわけだからつじつまは合うんじゃないかな。ちゃんとビルトインスタビライザー考えてます。それどころか母親がパチンコ中に車に置き去りにされた赤ちゃんが亡くなる事故が減る分だけ、社会にはプラスでしょう。少子化対策にまでなってます。