未来を見据えて席替えしよう

 MERS、韓国で野放しにされており、隔離対象者が複数日本にもやってきている。
 官房長官なども、後になってから「問題ありません」とクネ大統領と大差ないことを言っているので、遅かれ早かれ上陸し、拡散しそうである。何しろ隣国ということもあり、1日に数千人の行き来があるそうだなのだ。
(隔離設備のキャパがないので「自宅隔離」と「放し飼い」にしたつもりが、あっちこっち出かけており、要するに「野放し」になっていたということだ。)
 さらには感染可能性のある人間があまりにも多く、トレースをあきらめたという情報もある。そうなればここは狂牛病でやったような毅然とした態度が日本に求められる。つまり「若い牛は狂牛病の陽性反応が出ないから検査しても無意味、したがって検査しない→検査してないから陽性ではない。だから買え!」という合衆国に対して全頭検査を要求。それとも韓国人を牛ほども問題としてないのか?

 それでも感染力はインフルエンザより弱そうで、かつH5N1型インフルエンザが発生するぞと脅されまくっていたことによる防御態勢がまだ生きているだろうから、そんなに大変なことにはなるまい。ところが問題は致死率である。感染力が弱くとも致死率が高ければ、リスクとしての期待値は高い。

 なので、勤務場所で発生すれば、発症者の周囲2メートルに座っている人間は隔離!そこまで行かずとも様子見、くらいにはなろう。それこそ韓国と同じように「自宅待機」だろうな、2週間ほど。

 ところで日本のオフィスは、IT先進国のアメリカのように各個人にブースが割り当てられているわけではない。かくして1人が発症!となると前後左右斜め方向、最大8人程度が巻き添えを食って「自宅待機」になる。つまり今までにないコンテンジェンシープランが必要になるということだ。一挙に9人抜けて仕事が・・・回るわけがない。しかもどの9人が抜けるか分からんわけだ。
 できることはせいぜい、一度に抜けたら困る人間を、できるだけ分散配置しておくこと。
 部長と課長が並んでたりすれば大変だ。同時にいなくなると普通仕事は回らない。同じ業務をやっている人の座席が近い、当たり前のことだが、誰かが陽性と判断されるとその業務は停止する。
 なので「大駒は離して打て」(将棋の格言だが、ようするに意思決定能力と権限を持つ人間は座席を離して配置)、「ダメの詰まりは身の詰まり 」(今度は囲碁の格言、意味は少々ずれるが、業務効率を重視して座席に作業者をびっちり詰めてゆくといざというときどうしようもなくなる、くらいでとっておいてくれ)ということで
「MERSに備えて席替えを検討」
というのはやっておいていいかもしれん。

 問題は一時的に効率が下がるということだ。2000年問題と東日本大震災を受けて、業務継続プランという「守り」への意識が高まったが、結局は攻めしか考えずに済んでいるからなあ。

 あと、自宅待機、とはいえ日常の食事の要はある。我が家の場合は、私が自宅待機になったとしたら、ニョーボこどもは親戚に避難することになるだろう。避難する場所があるだけましなので、家族は安泰。しかしながら、料理の材料をどこに買いに行こう。
 とりあえず、近所のスーパーに。
 ダメだよねえ、、、韓国はこの辺をどう解決しているのだろうか。そのノウハウを公開すれば、MERS抑え込みに失敗した汚名も削げるのではないだろうか。是非教えてほしいものだ。きっとスマホを活用しているに違いない。ウィルスへの抵抗力をあげるため、メニューも工夫されているはずだよね。さすがにキムチばかり、というのは勘弁してほしいが。

 おーい、ガキ。おめーん小学校、給食センターからの配食になったんだって?
(既存インフラ、流用できるかってことだ。)

社会問題ネタ、目次
ホーム