電車ホームの新マナー、提案!

 積雪などがあると言われるのが、相互乗り入れしまくった鉄道網のもろさ。
 相互乗り入れを停止して、という対策がとれるのは車両の数に余裕があってのことだろう。(神戸高速鉄道でそれができるか!)
 本数を減らして混乱を防ぐという施策が通用しないのは私がとっくに指摘した通り。
(情報処理試験対策として、こういうときに説明すると印象深いよ。ようするに、平均待ち時間は直観をはるかに超えて伸びるわけよ。18日の首都圏積雪では一時「無限大」になった。)

 それでも最初から問題点は指摘されているのだし(東横線渋谷駅をデザインした安藤忠雄が新国立競技場の設計プランを決める審査委員長ってとこで失敗が約束されていた)、運用を重ねるうちにノウハウがたまって対策もとれるようになったはずだが、鉄道会社の人間に改善する気持ちはあるのだろうか。渋谷駅にみられるように真ん中がかっこ良ければ周囲との接続がスムーズかなんて問題は二の次なのではなかろうか。(必要なのはコンコースではなくて、交通をスムーズにする仕組みだろう。レジャーランドの最寄駅ならともかくここは通勤駅なのだ。)

 なわけで、鉄道会社に影響されてか乗客の方も対応する気は薄いようだ。もちろん積雪のような非常事態に対しての対応を言っているのではない。積雪時、などではなく通常時の対応だ。

 つまり相互乗り入れが巨大化すると、乗客の側からは「次の電車は行先が違うので乗らない」が頻発する。しかしながら「その次の電車に早く乗りたいので」列には並ぶ。つまり後から来た人にとっては先に列に並んでいる人がやってきた電車に乗るかどうか分からない。
 従来からこの問題はあったが相互乗り入れの拡大によって激増することになった。
 鉄道会社としては「行先別にホームを分ける」「行先別にホームに列をつくってもらう」方向に誘導するのが普通の考え方だが、少数の例外を除き、それはやっていない。言い訳はあるだろう。「ホームドアの都合で」。複数ドア数の電車に対応できるドアを応用すればそこそこ行くと思うが・・・まあ行先が5つあります、には対応できないよな。
 東急東横線のホームを2面4線と縮小せず、元の4面4線のままであれば、同じ線路に入ってきたとしても西の扉が開けば東武線、東の扉が開けば西武線乗り入れと区別ができたのだろうが。

 というわけで、わたしが渋谷駅相互乗り入れ/上野東京ライン導入のずっと前からやっているオリジナルなマナーを提案したい。
 自分が乗らない電車が入線すると90度横を向く。すると後ろの人は変な奴とは思うかもしれんが、「乗らないんだな」と瞬時に判断できるようだし横向いた分だけ進路を邪魔しなくなるので、比較的スムーズに乗車を促せる。そこそこ妥協できるとやり方と思うのだが如何だろう。90度横を向く側にもメリットはあって「うしろからタックル(駆け込み乗車とも言う)してくる人間がいても察知してよけられる」。

 各鉄道会社はこの手法を宣伝し普及に努めるべきである。私も助力しよう。
 それとも、何かほかの方法を推奨しておるのかね。

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