ラブライブは、アニメ版・全国規模の「あまちゃん」である

 「あまちゃん」のテーマは、
「小さな田舎の、地元アイドルによる村おこし」
 ここに東日本大震災が加わり、消滅の瀬戸際まで追い込まれた町に活気を取り戻すために頑張る!という流れになった。

 一方少子化により、全国的に生徒数が減る傾向にあり、すでに自分の出身校が統廃合の対象となってしまったという人も多かろう。こういった中、危機感を持って母校に対して何かをしたいと思う人は決して少なくないはずだ。そういった焦燥感をテレビ画面の上で「スクールアイドル」という形で頑張って代弁してくれている人たちがいる。たとえフィクションであっても応援したいという気持ちは、あまちゃんを見て復興を応援していた人と同じではなかろうか。

 「あまちゃん」と比較することにより一挙にラブライバーを意識の高い人、に見せてみました。
アイドル=>村おこし

アイドル=>学校の活性化
と平行に位置付けて、フィクションだろ、とか、かわいいだけでは、というありきたりな反論を「あまちゃんもフィクションだけど感情移入しちゃうでしょ」「能年玲奈はかわいいけど、それだけじゃないよね」と軽くかわし、少子化という社会全体の危機感にマッチした、と言われたら「確かにそういう側面はあるかもなあ」一概に否定できまい。

 ここで「あまちゃんは2013年。ラブライブもアニメ化は2013年。これは偶然ではないと思う。そういう危機感が社会に蔓延した時期だったんだよ」と押せば何となく納得した気になるでしょう。

 というわけで「ラブライブ」をNHKで再放送してもあまり違和感がなかったりする。第二期もやるんだろうねえ。紅白で歌った「それは僕たちの奇跡」を画面に出さないわけには。。。
 個人的には「うちも入れて9人や」までの盛り上がりが凄すぎて、あとは蛇足にしか見えないのが残念だが。

 それにしても1999年12月31日にいきなり辞意を表明したエリツィンは、2000年問題がそんなに怖かったか?ここまで無責任な国家指導者は近年には珍しい。

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