得心いきます、トップの力不足

 産業再生機構のCOOだったらしい冨山和彦さん。
 なんとなく升添湯河原都知事に似ていたので第一印象よろしくなかったが、
≪日本の会社はトップ人事をなめていましたね、(中略)社長のポストは、ややご褒美。≫
http://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20171220/index.html
ここで「褒美」に「ご」を付けたセンスに感銘。

 「褒美」ならば、会社への貢献に対して、のイメージがあるが
 「ごほうび」だと「よく言うことを聞いたね、よしよし」のイメージ。
 「ごほうび」はトップ人事に限らないよ、くらいのツッコみはいれたいが、産業再生機構にいたのでトップしか知らないのだろう、ということで「自分がしっかり見た部分にしか言及しない」という責任感の顕われとうけとっておきたい。

 芸をよく覚えた、というご褒美を優先してきた人に、みずから切り回しができるわけがないよね。そりゃ器用だからうまくいっているときにうまく回すのは上手だけど、トップの力量が問われるのはうまくいかない場合。不確実性の時代、と言われてからどれくらい経つ?

 ちなみに番組で矢面に立たされた「資格のない人に検査をさせてきた自動車会社」に対して
「資格を持っている人数は足りていたのですか?」
と突っ込みをしたい。

 足りていなければ、経営者の責任。
 足りていても、その人をあてがってこなかったのであれば、中間管理者の責任。
 あてがっていても、やらなかったのであれば、、、モチベーションは当人の責任でしょうか?待遇を決める人事部門の責任でしょうか?

 たまにいい番組を作ってくれるNHKですが、それを支える集金人も、しっかり教育して資格を持たせてほしい。女性一人の部屋に無理矢理上り込もうとするといった、非常識な人もいるらしいのできちんと教育しないと。事実上のテレビ保有税なのだから集金人にもマルサ程度の技量は必要です。
 最高裁の判断で一方的に契約できるのだから受信料も「税」としなければ整合性がとれないでしょう。そうするといろいろと審級が入る政治家の公約にも含まれる。
 そういった牽制を無視したうえで、更には「契約は当初にさかのぼって」と時効の問題を無視。さすがにこれは変でしょ。

 最高裁判所の裁判官国民審査、白紙は無効としなければ同時に行われる選挙と整合性とれないよね。

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