新型コロナ感染は飲食が要因。社会問題ネタ、目次へ
他の要因から目をそらすため。端的に言うと「マスクをしていれば濃厚接触にあたらない」というロジックを貫徹するため、必ずマスクを外す動作を必要とする食事こそが要因として徹底的に取り締まられている。実際には電車が圧倒的な要因なのだが経団連の要請なのか、無視されている。(人口の多い、ないし人口密度の高さと感染者数の相関を都道府県別に見ると、有意な結果は出てこないが、これが「鉄道の乗降者数」で計算すると偶然と言うにはあまりにも小さな確率で、9割以上の相関を示している。)
食事に原因を帰するのは簡単だ。なにしろ生きている限り食事はするのだ。(しないとすればすでに人工呼吸器をつけた患者といった人たちである。)問い詰めればかならずシロと証明できない場面が有る。
「飲食を伴う行動禁止」なんてお触れを出している人がいるが、その人が餓死したという話はまだ聞いていない。つまりみなさん程度の差はあれ守っていないのだ。「行動禁止」というのは、外で飲食をしないという意味で、とおっしゃられるかもしれないが、やがてその言すら撤回することになる。夏の暑い時になったら同じ舌で「こまめな水分補給を」ということになるのだからね。だったら今から「外出先で水分を補給するときは、ウィルスが不活性化しているよう、製造が一週間以前のペットボトルを持参するといった気配りを」と言っておかねばならない。というわけで「食事に強い制限がかかっている」「制限を守れば死ぬ(夏になったら熱中症で倒れる)」という状態が発生したわけだが、何か思い出しません?「闇米購入拒否」で餓死した判事山口良忠氏である。法定の食料だけでは生きていけないのがわかっていても、命をもって法の番人としての地位と誇りを守り通した人である。
もちろんこの人は利用される運命にある。「規制を守っていれば干上がる」という実例として担ぎ出され、規制を定めた人自体守っていないじゃないかと対比するのに使われる。でもそれでいいんじゃないですか?
新しい病気による死亡リスクを下げるための対策として人を死に追いやるような施策が行われている。「食べてはいけない」だけではなくて「そこまで自粛要請に応じていたら首をつるしかなくなる」というレベルまでだ。自殺者はどうやら増えている。この風潮に逆らう旗印として山口さんが適任だろうということ。
更には対策が思いつきで行われる結果、まだらなのが良くない。GOTOキャンペーンをまだやるとか、飲食店への給付金一律6万円?昨年の納税額を基準にして給付金を割り出すプログラムくらい私が無償で書いてあげます。ちなみに私はテレワークを始めとしてインターネットの利用を当たり前のように奨励しているのが嫌だ。ソフト開発者もサーバ管理者も苦労しているってわからないのだろうか。だからせめて「コンピュータと周辺機器は消費税非課税」程度のはっきりした政策は打ち出してほしいのだ。