「ピーターの法則」というのがある。社会問題ネタ、目次へ自分なりにわかりやすくまとめると
「人は従事する仕事の能力が認められて出世し、能力がないと判断されたところで出世が停止する。したがって組織の構成ポストは無能な人間で占められる」
というものだ。
しかしそのポストに置いては無能であっても、ポストを1つ下げれば有能な人間であることは実証されている。
つまり、無能と判明したところで降格させれば、その人物は有能に戻り、組織は活性化する。通常言われているピーターの法則の解決策よりもはるかに具体的だと思うがどうだろうか。
一般的なピーターの法則の解決策はWikipediaによると
《第1の帰結は、現在の仕事に専念している者は昇進させず(ディルバートの法則と類似)、代わりに昇給させるべきである。
第2の帰結は、新たな地位に対して、十分な訓練を受けた場合にだけ、その者を昇進させるべきである。これにより、昇進の(後ではなく)前に管理能力に欠ける者を発見することができる。》しかしながら、この降格制度にも問題点はある。組織のポストが有能な人間で占められるので交代させる必要がなく、つまりなかなかポストが空かないということである。つまり「あとがつかえてしまう」ので若手の間に不満がたまる。さらには長期間同じ人間が同じことを行うので(しかも失敗経験があったりするので)変化に対応できなくなるのだ。ということは降格した際には雇用形態を「契約社員」に変更していただいて、つまり、そのポストで有能さを発揮し続ける限り、報酬が上がりやすい制度を作る、というのが適当であろう。