国民全員奨学金制度

 義務教育は無償、これは憲法で定められたことである。
 ではそれ以上の高等教育は?

 一部高校無償化、などといっているが全部有償にすれば良い。ただし経済的な理由で進学できない生徒に出す奨学金制度を思いきって拡充すればよいのだ。
 奨学金は全員に出す。高校も大学も、だ。ただしあくまで貸与であって贈与ではない。金利もつけよう。
 つまり高等教育を受けた人間を、卒業時点で全員借金漬けにするのである。

 するとどうなるか。
「高等教育にかかる費用が明示的にわかるようになり、受けるかどうかを主体的に判断する」ことになる。つまり場合によっては「これだけの借金を背負っていわゆるFランクの大学にゆくくらいなら、高卒で働いたほうがよい」という判断が一般的になされるようになるのではなかろうか。

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