在宅勤務の悩み

 一挙に下火になった「在宅勤務」。
 そりゃそうだろ。情報漏洩絶対防止ツールを書いて社内のアイディア募集に応募したときは
「時期尚早」「なんかうまく行かないんじゃないかぁ」
とよってたかって潰されたわけで、つまりはそれくらい抵抗感があったのだから。
 だからこそコロナが流行ると掌返し(せめて謝りに来てくれればいいものを)、急にすべての問題はなくなったのに対して「逆にうまく行かないんじゃないかあ」って思ってしまうわけだ。

ちなみに、作った情報漏洩ツールの作りを簡単に説明すると、朝一番で無意味なファイルを送り、当日必要なファイルは都度要求するが、サーバーからは朝送ったファイルの差分を送る。つまりファイルを2パスで送るわけだ。もちろん暗号化してあるが、そのキーに登録したハードディスクのIDを絡めておいて、そこでしか復号化できなくする。さらに復号化ファイルはRAMディスクに置いておく。もちろん復号化プログラム立ち上げ時にはレジストリをいじって、ハードディスクにはアクセス不可とする。
書き戻すときも同様。ネットワークが切れてもRAMディスク内のファイルは参照・加工できるのが特徴。RAMディスク内から立ち上げたソフト(含むグループウェアのショートカット)以外をアクティブにするとクリップボードをクリアしてファイル内容の転記を防ぐ。複数人が使用するときは、フラグと最終更新日を組み合わせて・・・。実際に使われた在宅勤務の漏洩対策よりも圧倒的に優れているというのはうぬぼれだろうか。書いたのは20年近く前だぞ。

 ひょっとして、そういうソフトがあったことだけは会社記憶していたのかもしれない。「当社にはソリューションがある」そのためか「在宅勤務を標準とする」とまで言ってしまった。今、世界的に「やはり在宅勤務は弊害がある」という揺り戻しがあるんだけど、また社でも見直しを入れるのかなあ。

 あまり言われてないが、在宅勤務の経験で困ったのは、朝の時間の潰し方である。週に何回か出勤する日があるわけで、やはり起床時刻は一定にしたい。んでもって都市部らしく通勤時間が大変長い。この通勤時間分、在宅勤務の日はどうやって潰すか、が問題となった。やはり生活リズムは大切なのである。仕方なく犬の散歩をしていたが、夏になると持たない。

 もう一つは、自宅でさっきまで仕事をしていたのだ。急に「仕事終わり」と切り替えるのが難しいこと。このとき何が一番手っ取り早いか、というと当然「アルコール」である。「氷結」あたりを1本。おかげで内臓が悪くなったような気がしないでもない。

 でも一般的には「太る」が最大の問題かな?運動不足というのもあるが、「余裕あるから自分で作ろ」。大学時代から料理はそこそこ上手みたいで「あー、おいし」。それとキリのよい量の材料使ってしまうので、食べる量は否応なく増えるのだ。

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