自民党は発展的解散を

 たしか派閥はなくすと宣言していたはずだ。
 政党交付金もそのための施策だった。
 「自民党をぶっ壊す」と言った首相もいて派閥の意義を無くしたはずだ。それともあれはポエムだったのだろうか。
 そこで私は提案したい。自民党は守る。派閥を活かす
 派閥を政党として認め、自民党は会派として党より上の存在になる。ちょうどスポーツ平和党が「会派としては自民に属して同一歩調をとるよ」としていたようなものだ。公明党だって、同じ会派だよね。

 自民党には失望したが自民党しか期待するものがない、という多くの有権者は、今度は「どの派閥を支持するか」を決めることができ選択の幅が広がる。政治家の緊張感も増す。改革は一気に進みそうだ。政権交代時の派閥間グダグダもない。一番国会議員を集めた派閥の長が総理になる。わかりやすい。
 会派としての自民党は残るので小党乱立に見えるが政権は安定する。
 ついでと言ってはなんだが、自民党本部は不要になるからと売却すれば、退路を断つことになり「今度こそ本物だ!」確固たる国民の信頼を集めることができるだろう。売却代金は国庫に納付すれば国民の支持気運はさらに高まる。

 すんごくスムーズだと思うのだがいかがだろう。唯一問題が残るとすれば比例代表制で、端数が自民党の票になりやすく作られた計算方法の見直しですったもんだがあるくらいかな。しかし自民党会派内の選挙協力についてはとやかく言う気はない(補欠選挙でどの派閥の候補者を擁立するかでもめるだろうなあ)。
 結果として公明党が第一派閥になって総理が出るかもしれないが、今までずっと協力してきてくれたのだ。そのくらい、あってもいいことではないだろうか。

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