サッカーの神様

 明石家さんま氏によると、サッカーの神というのがいるそうだ。ホームディシジョンというのを黙認したり、割といい加減な奴だと思っていたのだが、どうやら改心したらしい。
 12/11のJリーグチャンピョンシップにしろ、12/12のトヨタカップにしろPK戦の結果、勝つべきところが勝っている。

 まずは分かりやすいトヨタカップ。おい、パスを出した瞬間はオフサイドポジションにいなかったのに、DFに当たってこぼれた時にDFを追い越していたからといってなんでオフサイドになるんだ。あれはミスジャッジ。だから本来90分の範囲でポルトが勝っていたはず。これがPK戦で逆転になったのでは不公平きわまりない。結果オーライながらサッカーの神もちゃんと罪滅ぼしをしたようだ。

 JリーグChampionShipはもう少し分かりにくい。第一戦横浜勝利。第二戦浦和勝利となったため、延長戦が行われた。が、一つ問題が。
 なぜ、横浜は10人で闘っている。
 第二戦途中で中西がレッドカードで退場となったかららしい。が、よく考えよう。この延長戦は第二戦の延長戦ではなくChampionShipの延長戦である。なのになぜ第二戦の途中退場を引きずっているのだ。
 第二戦は浦和の勝利で終わったのだ。だから延長戦は新しい試合であって、たまたま延長戦と同じ形式の15分ハーフ&Vゴール方式をとっているにすぎないはずだ。極端な話、選手をがらっと入れ替えてもいいはず。が、まあそれについてはやめようというのは、選手層の薄いチームに有利であるとはいえ両チームに公平である限りそれほど目くじらを立てることはない。
 が、途中退場を引きずるというのはいかがなものか。もし第一戦で浦和の人間が退場になっていたとしたら、浦和は延長になったとき一人減るのだろうか。そのようなルールにしていない限り、第二戦の途中退場のみを引きずるというのは、どう考えても不公平だろう。まあ、レッドカードを食らった中西本人は「次の試合出場停止」だからいずれにせよ出場できないとしても。
 ついでに言うと第二戦の警告は第二戦終了時点で累積警告としての効力を発揮し、該当選手は出場停止になるはずである。もし浦和にそういう選手がいた場合、延長以降は10人になるはずだがどうなんだろう。

 かくして、これで浦和が勝ってしまえば、横浜のサポーターからブーイングが出まくったかもしれない。実は大問題だったのだ。まあ、横浜が勝って良かった良かった。サッカーの神もなかなかやるなあ。(ミスに蓋をしただけだけど、まあお客さんは喜んだから。)

 ついでにサッカーの神様にリクエストがある。2006年ワールドカップアジア予選、韓国のアウェーゲーム、審判としてスペイン人、ポルトガル人、イタリア人を選んでくれないだろうか。2002年ワールドカップの不公正判定の罪滅ぼしは、しっかりやっていただきたいものだ。

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