やはりサッカーはシンプルなスポーツだった。そして最後にドイツが勝つ。これで今回もワールドカップを最後まで楽しめそうだ。スポーツネタ、目次へ
1966イングランド大会決勝の貸しは返してもらえたが、結局はドイツの圧勝で、まあ勝ったんだからいいか。日本代表戦よりよほど感情移入して盛り上がっている父親を娘は白い目で見ていたが、そのうち連れて行ってやる。一応見せたんだがなあ、なぜ「森はゲルマンの母」か。デュッセルドルフと対岸のノイス。ローマの軍団基地があったノイスは、木を切り倒した後に農地を作り町を作り、従って空が広々としているが、対岸のデュッセルドルフは森の下に人が住み、やがて木が建物に取って代わられた印象、Google Earthで十分分かるんだが。日本は奇跡的に好調。高地が有利ということもあるんだろうし、チームワークが云々、と言われているのは今まで後半40分からしか出なかった決定力が最初から出るようになった、ということか。スイス合宿でチームが変わったというが、時計の組み立てでもやらせたんだろうか。(またマニアックなことを。)おかげでインタビューの答えの定番「自分たちのサッカーをやるだけです」が聞けなくなったが、これはいいことだろう。負けたときのいいわけをはじめからするな、だからね。それに少なくともワールドカップ本番で、日本は自分たちのサッカーをやってないからね。
それは「ゼロトップ」決定力不足を前提とするならば、一度は試してよいシステムだったとは思うが。で、これを98年フランス大会でやっていたとすれば、そして予選リーグを突破していたとすれば、カズを外した理由がついたんだが。
ただし「運をつかむ」力はものすごいと思う。日本が予選で勝てるとしたら、カメルーンがゴタゴタで遅刻して、オランダがアパルトヘイトの親玉としてテロに会って、デンマークが高山病で倒れたときくらいだろう、と思っていたが、確かに近いものがあった。カメルーンは遅刻こそしなかったが、ゴタゴタ持ち。運よくとった1点を守りきった。オランダは戦いなかばで怪我をしたら損と先方休憩。デンマークは引分けじゃ駄目だとあせっているところにフリーキックが(しかも2本も)決まった。ファールが少ないのはもちろんフェアプレイなんだが、そこまで厳しい攻めがなかったということでもある。
応援する側も、いまひとつ遊び心が足りないようで、近所の酒屋に行ったが、オランダ戦の前にハイネケンが、デンマーク戦の前にカールスベルグのビールが売れているわけではなかった。まあ、その酒屋、商売っ気はないようで「オランダのハイネケンを飲んで、オランダを飲み込もう」などというあおり文句は貼ってなかったが。
(「おれはチーズを食べて強くなった、イノキにもチーズを送ってやろうか」「おれは納豆を食べているからいい」「チーズに負けるな!納豆協会」・・・なんて遊び心。)
このワールドカップ、本田のための大会になるのではなかろうか。まあフランス大会が稲本のための大会だった程度にはそうなるだろう。ブンデスリーグから声がかかるだろうな。いろいろ言われている大会公式球、adidasはドイツの会社だから、ドイツリーグでは使わざるを得ない。そこで、きちんと変化をつけて入れた本田が必要になってくる。HONDAがスポンサーとしてついてきてくれる可能性は高いし、ありそうな話だ。一方、ギリシャ、フランス、イタリア、イングランドは不調。やはり自国が経済危機の種を抱えているとすんなりといかないか。というわけで提案。今回の主張はシンプルです。
オリンピックをギリシャの恒久開催としよう。
そもそもオリンピックはギリシャのもの、他でやるのがそもそもおかしい。
アテネには2004年の施設が残っており、新規投資は少なくて住む。
2012年大会が予定されているロンドンは、決定翌日に(はかったような)大規模テロ。開催する資格がない。
ということで、少なくとも2012年大会開催地をロンドンからアテネに移せば、で、現在のEUの財政危機、多少はましになる。
- イギリスの支出削減。
- ギリシャの観光客増による経済効果。
だいたいオリンピックの開催地決めなんて、IOCの利権なわけで、日本だったら事業仕分けで廃止になっているはずである。圧倒的に大きい財政赤字を抱えながら、サッカーが強くなっている日本を、サッカーの母国イングランド、2004欧州選手権を制したギリシャといえど見習うべきであるといえよう。それでも勝つスペイン、ポルトガルは強い。